ハンズオン・ヒーリング 基礎・中級 対面講座

対面講座 ハンズオン・ヒーリング 基礎・中級 対面講座

(2024年1月更新)

 講師はアメリカのトップ・ヒーリングカレッジ(フロリダ州認定単科大学)バーバラ・ブレナン・スクール・オブ・ヒーリング(Barbara Brennan School of Healing、BBSH)の4年制ヒーリングサイエンス課程を卒業。その後、同校にて第3学年の担任教師を務め、アメリカ、ヨーロッパ、日本からの学生も含め、多くのヒーリング学生を指導しました。

 平行してバーバラ・ブレナン博士のヒーリングの師であったロザリン・ブリエール博士のもとで補完医療としてのハンズオンヒーリングを学び、ブリエール博士の指導する修士課程を卒業。長年の臨床経験に加え、社会奉仕活動としてカナダの先住民居留地、病院やケア施設でヒーリングを行ってきました。

 30年近くにわたりヒーリングの臨床、研究、教育活動に携わってきた経験をもとに、広く長期的な視野から行う講座や学生の指導には定評があります。

 バーバラ・ブレナン博士の著書『癒しの光(上)(下)』の翻訳者でもあります。
 

参考書籍
・ロザリン・ブリエール『光の輪
・バーバラ・アン・ブレナン『光の手(上)』『光の手(下)』『癒しの光(上)』『癒しの光(下)』

ヒーラーの手

ハンズオンヒーリング
対面の基礎講座

 SHAS でヒーリングを学び始めるには、録音講座「ヒーリングの基礎 7つのチャクラ編(7つのチャクラ、エネルギー体とセルフヒーリング)」または対面講座(モジュール・ゼロ → モジュールA・B・C・D)からスタートしてください。

 すべての入り口になるモジュール・ゼロ(前提条件なし)、それに続くモジュールA・B・C・Dから開始して、経験のない人でも一からヒーリングを学んでいけます。

 対面の基礎講座(アルファベット・モジュール)はそれぞれ独立して構成されており、どれからでも開始できます。 

 モジュールをすべてとった後は、そのまま基礎レベルで学びを続ける(モジュールを繰り返す)か、より専門的に学ぶために統合エネルギー療法科(統合ヒーリング科)に入学するかのオプションがあります。

 この他、専門課程の在籍者以外でも受講できる中級講座には「ヒーラーのためのエネルギー解剖生理学」シリーズ、「ヒーラーのための性格構造論」シリーズもあります。 


ヒーラーのためのエネルギー解剖生理学
ハンズオンヒーリングの解剖生理学的アプローチ

 肉体に根付いたハンズオンヒーリングを身につけるため、肉体とエネルギーの関係についてしっかりと学ぶクラスです。

 このシリーズの講座は週末講座、集中研修などの形で定期的に実施されます。Unit(ユニット)は順番通りにとる必要はありません。

 Unit 1 から Unit 12 までを受講することで、ハンズオンヒーリングの解剖生理学的アプローチの対面実技分を一通り学んだことになります。

 多くの人は 12の Unit を一通り学んで終わりではなく、繰り返し受講して、全感覚的知覚(FSP、肉体の感覚+超感覚的知覚(HSP))を磨き、精度を上げることや、体にアプローチする技術を深めるにとり組んでいます。

 同じ Unit であっても、まったく同じ教え方をされることはありません。その回ごとに異なる角度、異なる領域に重点を置いて教えられます。

カリキュラム

Unit 1 全身 肉体とエネルギー、チャクラと肉体組織、臓器、内分泌腺の対応
Unit 2  筋肉・骨格系、筋膜と結合組織 魂の乗り物である肉体を内側から支える構造
Unit 3  消化器系(胃・腸) 分解し、吸収する力
Unit 4  消化器系(肝臓・胆嚢・膵臓) 分解し、有害なものは排除し、必要なものはキープ
して配分する力
Unit 5  泌尿器系(腎臓・膀胱) 選り分け、必要なものはキープして、不要なものは流し出す力
Unit 6  生殖器系 生み出す力
Unit 7  循環器系(心臓) 受けとめる力、変容する・させる力
Unit 8  循環器系(血管・リンパ系) 支え維持する力、自他を区別し自分を守る力
Unit 9  呼吸器系 外の世界を取り入れ、自分を生かす力に変える
Unit 10  内分泌系 バランスさせる力、内的コミュニケーション
Unit 11  感覚器系 外の世界を知覚し、内面(魂)に伝える
Unit 12  脳・神経系 精神の通り道


 このシリーズでは、ハンズオンヒーリング/統合エネルギー療法のプラクティショナーが必要とする解剖生理学の基礎を、肉体の視点とエネルギーの視点からわかりやすく学びます。

 講義では実用的なポイントをおさえ、理解した内容を実習を通して具体的な体感に落とし込んでいきます。肉体とエネルギーフィールド、チャクラの関係についても学んでいきます。

 すでにヒーラーやロルファー、アロマセラピストとして仕事をしている人、看護、介護、作業療法、物理療法などの現場で仕事をしている人はもちろん、エネルギーと肉体の両方に働きかけて効果を出せる、実践的なハンズオンヒーリングを学びたい人、エネルギーの視点から肉体を理解し、自分自身のセルフケアに役立てたい人にも勧められます。

 肉体に軸足を置いた実習を通して、人間の体とエネルギーを体感的に経験し、解剖生理学的なアプローチでは、肉体とエネルギーのレベルで、筋肉、筋膜、骨などいろいろな組織、おもな臓器の位置や形、エネルギーレベルでの個性と手触りなどを感じ分けることを学びます。

 また特定の組織や器官とチャクラの関係についても学びます。

 臓器や組織のエネルギーレベルでの個性を感じ分けることで、特定の臓器に選択的にエネルギーを流し、浄化やチャージを行うことができるようになります。

 過去の「ヒーラーのための解剖生理学」シリーズに出ている人では、より精密に、確実に、組織や臓器、内分泌腺の位置、形、構造、機能、状態を感じ分けていくことを学べます。

 このカテゴリの講座や研修は定期的に実施されますが、講義や実習の内容はまったく同じではなく、受講を繰り返すことで1度目に身に付けた理解と技術の上に、より深い経験と理解を積み重ねていくことができるので、再受講も強く勧められるシリーズです。

 クラスでは基礎的なものから技術・臨床に関わるものも含め、質問はつねに歓迎。理論・実用・臨床の面から生きた解答が得られるのも、臨床・教育・研究経験の豊富な教師ならではです。

 オンラインクラスのヒーリング系講座を合わせて受講することで、長く、健全にヒーラー/エネルギー療法のプラクティショナーとして仕事をしていくための最良の土台を築きます。

テキストと予習

テキスト

・ロザリン・ブリエール 『光の輪
・『からだの地図帳』または『ぜんぶわかる人体解剖図』(クラスに持参。カバーの仕方が違うので両方あると便利)
・ウィン・キャピット『カラー・スケッチ解剖学』(自宅で予習に使用)
・(推薦)『ぜんぶわかる筋肉と関節の動きとしくみ辞典
・(推薦)『ぜんぶわかる骨の名前としくみ辞典
・(推薦)『感覚の地図帳
・(推薦)『脳の地図帳』 『ぜんぶわかる脳のしくみ
・(推薦)アレグザンダー・シアラス『男女対照生体の構造とデザイン』 英語版『Architecture and Design of Man and Woman: The Marvel of the Human Body, Revealed』

予習

Unit 1
オンライン「ヒーリングの基礎 II」の内容をざっと復習

Unit 2 – 12
テキストの指定部分を通読し、塗り絵を行う

Unit 2 筋肉・骨格系、筋膜と結合組織
筋肉系
『からだの地図帳』または『ぜんぶわかる人体解剖図』 「筋肉」に関するページを通読
『カラー・スケッチ解剖学』 通読、塗り絵
「細胞と組織」の章:12. 支持性結合組織、13. 筋組織、14. 骨格筋の微細構造、17. 組織の統合
「骨格筋と関節系」の章:44. 骨格筋、60. 筋の概要(上肢)、68. 筋の概要(下肢)、69. 機能面からみた概略
骨格系
『からだの地図帳』または『ぜんぶわかる人体解剖図』 「骨と関節」に関するページを通読
『カラー・スケッチ解剖学』通読、塗り絵
「骨格筋と関節」の章:20. 長骨の構造、21. 軸骨格と体肢骨、22. 骨の結合様式、27. 脊柱、28. 頚椎と胸椎、29. 腰椎、仙骨および尾骨、36. 骨格/関節のまとめ(上肢)、43. 骨格/関節のまと(下肢)のページ

Unit 3 消化器系(胃・腸)
『からだの地図帳』または『ぜんぶわかる人体解剖図』 「腹部」「食道」「胃」「十二指腸、小腸、大腸、肛門」「消化と吸収」に関するページを通読
『カラー・スケッチ解剖学』通読、塗り絵
136. 概略、141. 食道と胃、142. 小腸、143. 大腸

Unit 4 消化器系(肝臓・胆嚢・膵臓)
『からだの地図帳』または『ぜんぶわかる人体解剖図』 「腹部」「肝臓」「胆嚢」「膵臓」に関するページを通読
『カラー・スケッチ解剖学』通読、塗り絵
144. 肝臓、胆嚢と膵臓

Unit 5 泌尿器系(腎臓・膀胱)
『からだの地図帳』または『ぜんぶわかる人体解剖図』 「腹部」「腎臓、腎臓の組織構造」「膀胱と尿道」に関するページを通読
『カラー・スケッチ解剖学』通読、塗り絵
146. 尿路、147. 腎臓に関する腹膜後器官、148. 腎臓と尿管、149. 尿細管、150. 尿細管の働きと腎臓内の血液循環

Unit 6 生殖器系
『からだの地図帳』または『ぜんぶわかる人体解剖図』 「腹部」「男性生殖器」「女性生殖器」「月経のメカニズム」「乳房」に関するページを通読
『カラー・スケッチ解剖学』通読、塗り絵
157. 男性生殖器、158. 精巣、159. 尿道と陰茎の構成、160. 女性生殖器、161. 卵巣、162. 子宮、卵管および膣、163. 月経周期、164. 乳房(乳腺)

Unit 7 循環器系(心臓)
『からだの地図帳』または『ぜんぶわかる人体解剖図』 「胸部」「心臓」「心臓を養う血管」「心拍動リズムと心周期」に関するページを通読
『カラー・スケッチ解剖学』 通読、塗り絵
「心臓血管系」の章:103. 血管、104. 縦隔、心臓壁と心膜、105. 心房と心室、冠状動脈と心臓の静

Unit 8 循環器系(血管・リンパ系)
『からだの地図帳』または『ぜんぶわかる人体解剖図』 「血液とリンパの流れ」「リンパ系」に関するページを通読
『カラー・スケッチ解剖学』通読、塗り絵
「心臓血管系」の章:101. 血液と血液成分、102. 血液循環の模式図、115. 主要な動脈系、120. 主要な静脈系、
「リンパ系」の章:121. リンパ球の循環
「免疫系(リンパ性組織)」の章:122. はじめに、126. リンパ節

Unit 9 呼吸器系
『からだの地図帳』または『ぜんぶわかる人体解剖図』 「胸部」「肺と気管」「気管支/肺胞とガス交換」「呼吸に関係する筋肉」に関するページを通読
『カラー・スケッチ解剖学』通読、塗り絵
「呼吸器系」の章:129. 呼吸器系の概略、133. 肺葉と肺胸膜、134. 気道下部と呼吸部、135. 呼吸の仕組み

Unit 10 内分泌系
『からだの地図帳』または『ぜんぶわかる人体解剖図』 「内分泌系器官とホルモン」に関するページを通読
『カラー・スケッチ解剖学』通読、塗り絵
「内分泌系」の章:151. はじめに、152. 下垂体と視床下部、153. 下垂体と標的器官、154. 甲状腺と上皮小体、155. 副腎

Unit 11 感覚器系
『からだの地図帳』または『ぜんぶわかる人体解剖図』 「脳と脊髄」「目」「耳」「鼻」に関するページを通読
『カラー・スケッチ解剖学』通読、塗り絵
「特殊感覚」の章:95. 視覚系(1)、97. 視覚系(3)、98. 聴覚と前庭系(1)99. 聴覚と前庭系(2)、100. 味覚と嗅覚

Unit 12 脳神経系
『からだの地図帳』または『ぜんぶわかる人体解剖図』 「脳と脊髄」「神経」に関するページを通読
『カラー・スケッチ解剖学』通読、塗り絵
「神経系」の章:70. 神経系の構成、71. ニューロンの機能的分類、72. シナプスと神経伝達物質、73. 大脳半球、74. 大脳半球における神経回路/神経核、75. 間脳、76. 脳幹/小脳


ハンズオンヒーリングの理論・実習・実践
対面講座とWeb講座の組み合わせで基礎から学ぶ

 School of Healing Arts and Sciencesのハンズオンヒーリング講座は、以下を目指しています。

(1)これからヒーリングやエネルギー療法を学ぶ人には、健全でバランスのとれた形でハンズオンヒーリング、エネルギーヒーリングを学び実践していくための足場と土台を。

(2)看護、介護、作業療法、物理療法、ロルフィングやマッサージ療法などのボディワーク、整体、アロマセラピーなどの現場ですでに仕事をしている人には、自分の仕事にハンズオンヒーリングの技術を取り入れ、現場で生かしていくための知識と技術を。

(3)School of Healing Arts and Sciences(SHAS)で長期的、本格的に統合ヒーリングとエネルギー療法を学んでいきたい人には、統合エネルギー療法科に入学するための準備を。

 SHAS の基礎レベルの講座は、欧米のヒーリング専門校(カレッジ)の基礎レベル(1、2年目)の授業に当たります。それのみでは、ヒーリングを専門職として行うための訓練としては想定されていません。

 各種療法の現場ですでに仕事をしている人は、SHAS の講座で学んでいくことで、ヒューマンエネルギーフィールド(HEF)について理解し、ハンズオンヒーリングの技術を自分の仕事にとり入れ、活用していくことのできる知識、理解と技術を身につけられます。

 一から学びたい人も、基礎からスタートして、ハンズオンヒーリングのしっかりとした土台を、知識と実技の両面で身につけることができます。

ヒーラーの手

SHAS のヒーリング教育
知恵あるヒーラーを育てる

 教えられたテクニックを棒暗記してただ手を置くのではなく、からだとエネルギーのレベルで何が起きているかに気づき、考え、経験を通して学び、成長していくことのできる「知恵あるヒーラー、知恵あるプラクティショナー」としての土台を作ること。

 「知恵あるヒーラー、プラクティショナー」とは、特定の枠組みや名称にとらわれず、エネルギーとヒーリングの本質について理解し、体感・経験的に知り、依頼者(クライアント)とのとり組みの中から、必要に応じて必要な手法やアプローチを選んで使っていくことができ、またその過程を通して成長を続けていくことのできるヒーラーです。

 この「ヒーラー」は広い意味で、「ヒーリング」本来の意味を理解してとり組む、さまざまな分野のプラクティショナー(療法家)やボディワーカーを含みます。

 もちろん、肉体にパワフルに働きかけるヒーリングの技術や、実際にヒーラー、プラクティショナーとして他の人を支えることを学ぶには、講義を聴くだけではなく、対面クラスに出ることが必要です。

 ヒーラーとしての成長には、クラス内での学びや実習に加え、深いヒーリングが行われる場に居合わせることで、自分自身のエネルギーフィールドが変化していくこと、その経験を繰り返し積み重ねていくことが欠かせません。

 知恵は単なる知識ではなく、知識が経験を通して生きた理解に変わることで身に付くものです。本物の知恵を身に付けるのに、早道や裏技はありません。

 その意味でSHASの教育スタイルは古風なものですが、それは古(いにしえ)からのヒーリングの伝統につながるものでもあります。