ゴースの花(南フランス、ラングドック・ルシヨン)


まず以下のページを通読してから、こちらを読んでください

SHASでフラワーエッセンスを学ぶ
  


フラワーエッセンス辞典』が出版されました。

これ以降、SHASでフラワーエッセンスを学ぶための中心テキストとなります。


(2023年8月改訂作業中)

SHASでフラワーエッセンスを学ぶには
ここからスタート

フラワーエッセンス基礎講座 I・II マテリアメディカ編(オンライン、22回) 5.0単位

・フラワーエッセンス中級「エッセンスの選び方と組み合わせ方」(オンライン、6回) 2.0単位
 (前提条件=「フラワーエッセンス基礎講座 I・II マテリアメディカ編」を受講済み)

・オンラインクラスと平行して植物観察会や遠足に参加
  ・SHAS 認定講師による植物観察会(東京・関西ほか各地で開催。詳細は各講師に問い合わせ)
  ・SHAS 主催の遠足も再開予定(2024年秋以降)

推薦書籍リストの本を読む

・自分でフラワーエッセンスを使ってみる

・SHASのフラワーエッセンス・プラクティショナーやアルケミー・プラクティショナーのセッションを受けてみる(推薦リスト
 

自分のために深く学ぶ
プラクティショナーを目指す

 上記を終了後…

フラワーエッセンス中級プラクティカム 2.0単位(定期的に繰り返して実施)

フラワーメディスン講義(録音講座、30回)
 パート1  6.0単位
 パート2(パート1の受講が必要)  6.0単位
 パート3(パート1、2の受講が必要)  4単位

・フラワーエッセンスを深く学ぶための背景となる、ヒーリングや心理の分野でも学びを進める
 ・アルケミーと性格構造論(録音講座) 2.0単位
 ・ヒーリング基礎講座「7つのチャクラ、エネルギー体とセルフヒーリング」(録音講座) 3.0単位
 ・その他、現在、録音で受講できる講座

推薦書籍リストの本を、心理関係も含めてできるだけたくさん読む

・定期の心理療法またはフラワーエッセンス療法を受けて、自己の感情の癒しにとり組む(他の人の癒しのプロセスを支えるためには、自分自身がまず癒しのプロセスを経験することが必要)

・仕事として取り組んでいくのに足場が欲しい人は、修了証コースの枠組みに沿って受講記録をとる


★「フラワーエッセンス」修了証コース

 SHASの講座を合計60単位以上(うち30単位以上がフラワーエッセンス関連。60単位=720授業時間相当)+植物観察会・遠足3回以上参加+小論文提出・合格で修了証(専門課程からの「卒業」ではありません。プラクティショナーとしての認定ではありません)。

 申し込みには以下をメールしてください → office@lifeschool.org

(1)「フラワーエッセンス修了証コース」希望
(2)名前
(3)なぜこのコースで学びたいのか
(4)受講済み講座のリスト

 修了証コースを終えた後、またはSHASでいろいろな講座を合わせて60単位以上を受講後、専門課程「フラワーエッセンス療法科」への入学申し込みが可能です。入学受付けに際して考査あり。


★ 専門課程 フラワーエッセンス療法科

 卒業にはSHASの講座を合計124単位以上+年12回の心理療法個人セッションまたは指定のフラワーエッセンス療法プラクティショナーによるセッションを4年+スーパーヴィジョン6回以上+臨床レポート3通+卒論。
・専門課程フラワーエッセンス療法科からの正式の卒業
・SHASによるプラクティショナー認定

 申し込みにはSHASの講座から合わせて60単位以上を受講後、以下を添えてメールしてください → office@lifeschool.org
・考査あり。必要に応じて面接あり。
・受講時間数の前提条件を満たることは入学受付けを確定するものではありません(療法科よりも修了証コースでの学びをすすめる場合があります)。
・専門課程・統合エネルギー療法科の学生・卒業生は課題レポート不要。
・長期履修者指定を受けている人は、レポート提出前に問い合わせてください(レポート不要の場合あり)。

(1)「フラワーエッセンス療法科」入学希望
(2)名前
(3)受講講座のリスト
(4)以下の課題レポート

入学申し込みのためのレポート

1.  Bach(バック、バッチ)エッセンスの中から自分にもっとも当てはまると思われる3種類を選び、
(a)そのエッセンスについて自分が理解している性質や特徴を挙げ、
(b)そのエッセンスがなぜ自分に当てはまると感じるかを、自分の人生経験や内面に踏み込んだ記述を交えて述べる(1種類につき1500-2000文字程度、合計4500-6000文字程度)。

2.  自分がなぜフラワーエッセンス療法課程に申し込みたいのかを、自分の人生経験や内面に踏み込んだ記述を交えて書く(2000-4000文字程度)。

3.  自分自身を「花」として思い描き、それを絵に描く(コピー用紙程度の大きさ、画材自由)。画像ファイルとして添付。

・できる人はレポートの文章と画像をまとめてPDFファイルにしてメールに添付
・または文章はメールに貼り付け、画像ファイル(JPEGまたはGIF形式)をメールに添付


フラワーエッセンス療法講師を目指す人は

 SHASの「フラワーエッセンス講師」認定基準(専門課程のフラワーエッセンス療法科とは別トラック)。

(1)単にエッセンスの効用を暗記して教えるだけでなく、フラワーエッセンスとは何かを深いレベルで理解している。
(2)メーカーの枠を超えて、普遍性のある形でエッセンスの使い方を教えることができる。
(3)実際の植物との関わりにおいて、フラワーエッセンスについて教えることができる。
(4)学び手が次のステップに成長していくための足場を作ることのできるような教え方ができる。
(5)人の心に関わることの責任と倫理について理解している。
(6)フラワーエッセンス・プラクティショナーとしての倫理、および人を教える仕事における倫理を守ることに同意する。

★「フラワーエッセンス講師」修了証コース
 SHASの講座を合計80単位以上(うち40単位以上がフラワーエッセンス関連。80単位=960授業時間相当)+植物観察会・遠足5回以上参加+論文と臨床レポート提出+プレゼンテーションまたは口頭試問に合格で修了証(専門課程からの「卒業」ではない。SHASの「フラワーエッセンス療法講師」認定は別途)

★「フラワーエッセンス上級講師」修了証プログラム
 専門課程から卒業後、追加の研修+口頭試問+卒論・プレゼンテーション)。SHASによるフラワーエッセンス療法講師認定

 
 

ラムズイヤー(オーストリア)

2021年以降の講座・研修 実施予定

(1)現在、録音で受講できるWeb講座

(2)新しいオンラインの講座は準備・追加中で、決定次第最新スケジュールに追加。またTwitterで告知

(3)泊まりがけの講座・集中研修は2024年秋に予定
 ・SHAS主催の植物観察遠足(オンラインクラス受講者対象)
 ・対面の講座/研修(2024年秋以降)

SHASでの学びについて

 受講済みのすべての講座や研修は、ディプロマ(修了証)コースの単位にカウントできます。同じ単位は専門課程に入学した場合、そのまま卒業に向けての単位にカウントできます。

 SHASで長期的に学んでいくつもりの人は、提出用に受講記録をとっておいてください。

 ディプロマ(修了証)を必要としない人、専門課程で学ぶ予定のない人は、自分に興味のある/役立つ/実用性のある講座を選んで、マイペースで勉強をすすめていくことができます。
 

フラワーエッセンス療法科(専門課程)

 SHASの理念と哲学のもとでじっくり深く学びたい。自分自身が人生の変容プロセスを経験し、他の人がそのような道を歩くのを助けることができるようになりたいと考える人のための道のりです。 

フラワーエッセンス療法科に申し込むには(新しい条件)
 「フラワーエッセンス修了証コース」を修了した後、オフィスまで問い合わせてください。入学に際しては考査があります。
 2015年以前からの長期履修者については別途、個別に条件を検討可能なので、オフィスまで問い合わせてください → office@lifeschool.org


このページとサイト内の他のページの間で情報が異なる場合は、こちらが最新です。(2021年4月)

コスモス。左右の脳のつながりを賦活し、言語コミュニケーションの機能を整える

フラワーエッセンス中級 I
「エッセンスの選び方と組み合わせ方 精神的伝統と植物学知識を組み合わせる」(全6回)

 まず先にこちらを通読してください。

SHASでフラワーエッセンスを学ぶ 2020年から先へ

 この講座の受講には、以下の基礎講座が前提条件になります。

オンライン フラワーエッセンス基礎講座 I & II (マテリア・メディカ編


 「フラワーエッセンス基礎講座 I、II(マテリア・メディカ編)」で学んだ個々の植物とフラワーエッセンスについての知識をもとに、自分やクライアントにぴったりのエッセンスをどう選ぶのかについて学んでいきます。

 似ているように思えるエッセンスどうしの間で、どう選び、絞るのか。

 どんな時に組み合わせを考えるのか。エッセンスを1種類だけとるのと、組み合わせてとることには、どういう違いがあるのか。

 組み合わせの作り方にはどのようなルールがあるか。相乗効果を生み出す組み合わせと、混乱を生み出すかもしれない組み合わせの違いは何か。

 組み合わせの枠組みとして、伝統的な数や幾何学図形のアーキタイプと作用、色のアーキタイプについて。

 またマテリア・メディカ編で学んだ植物学的な知識を、選択や組み合わせに生かすことについても学んでいきます。

 さらにフラワーエッセンスを使って自己の癒しに取り組む際の、長期的な計画の立て方や、精神的な視点からのプロセス見渡し方についても見ていきます。

 フラワーエッセンスを学んでいる最中の人はもちろん、すでにプラクティショナーとして仕事をしている人にも役立つ、実用的な講座です。

 6回の講義と質疑応答。

 この講座を履修後、希望者は少人数のグループで、実際に自分のためのエッセンスの組み合わせを作り、シェアしたりフィードバックを受けとる実習クラス(プラクティカム)を受講できます。(2021年始めからを予定)

スケジュール

2020年9月18日-2020年10月23日(オンライン、全6回)
2020年 9/18、9/25、10/2、10/9、10/16、10/23
金曜の夜 22:00-23:30頃(流れにより多少早めに終わったり延長があります)

 逃した回は録音で視聴できます。

 ライブクラスを逃した人もそうでない人も、復習用の録音を好きな時間に繰り返し視聴できます。

フラワーエッセンス中級講座 I(選択と組み合わせ方)
シラバス

 基礎講座 I、II では、フラワーエッセンスのマテリア・メディカとして、160種類の植物とエッセンスについて講義をしました。

 自分自身やクライアントのさまざまなニーズ、テーマや状況に応じて、フラワーエッセンスをうまく選ぶことができるためには、ある程度の数のエッセンスについて、その性質をよく知っていることが必要です。

 「エッセンスを選んでみても、今一つ手応えがない」「組み合わせを作っても効果を感じない。うまくできているかどうか、わからない」というような時には、多くの場合、馴染んでいるエッセンスの数が少ないか、そのエッセンスのことを浅くしか(限られたキーワードでしか)知らない場合が多いのです。

 実際には100種類ぐらいのエッセンスについて、植物学的な知識も合わせて馴染みになり、アーキタイプと実用的な性質を知って使いこなすことができると、自分自身やクライアントの個性や状況、向かい合うテーマなどを考慮しつつ、ほとんどどんな状況やテーマにも対応するエッセンスを選ぶことができます。

 また、組み合わせを作る際にも、ばらばらに選んだものをただいっしょに服用するのではなく、選んだエッセンスが互いに補い、支え合って、相乗的に機能する、有機的な組み合わせを作ることができます。

 この講座では、基礎 I & II(マテリア・メディカ編)で学んだ知識をもとに、エッセンスを選び、組み合わせることについて、さまざまな角度から学んでいきます。

パリの薬局に当たり前のように並ぶフラワーエッセンス。ヨーロッパではフラワーエッセンスが、補完医療の一部です


講師プロフィール

 講師は1998年に『FESフラワーエッセンス・レパートリー』を翻訳し、日本にFESのエッセンスが広がる端緒を開きました。

 シエラネヴァダでのFESの集中研修にも2度参加。カリフォルニアを含め長年アメリカに住んで、北アメリカエッセンスの植物たちとも深い馴染みがあります。

 バック(Bach、バッチ)レメディについては、アメリカでもっとも優れた研究家・実践者であったジェシカ・ベア医師の方法論を学んでいます。

 一連のフラワーエッセンス講座では、長年フラワーエッセンス教育に打ち込んできた教師ならではの、植物とフラワーエッセンスの生き生きとした描写と、しっかり踏み込んだ心理面の理解を合わせ、花のアーキタイプをしみ込むように感じることができます。

 またこの分野での長年の実践と研究から生まれた、実用的な知識や理解を受けとってもらうことができます。


テキストと推薦書籍

・テキスト『フラワーエッセンス辞典』(Kindleアプリを入れてパソコン、タブレット、携帯で使用可)

・それ以外の推薦書籍は「テキストと推薦書籍」のページの「フラワーエッセンス/フラワーレメディ/フラワーメディスン」の項を参照。


形式

・ライブクラスはZoomのウェビナー機能を使用。パソコン、携帯、各種デバイスから受講可能(Zoomアプリのインストールが必要)。

・ライブ受講できなかった回は録音で視聴できます。

・専門課程入学後は単位としてカウントできます。
 フラワーエッセンス療法 中級カテゴリ =2.0単位


申込み手続き

受講費

 オンライン フラワーエッセンス中級講座 I 全6回 17,400円

 PayPal経由でクレジットカード使用可。

前提条件

 この講座の受講には、以下の基礎講座が前提条件になります。

 オンライン フラワーエッセンス基礎講座 I & II (マテリア・メディカ編

手続き

1. 以下の内容をメール → office@lifeschool.org

(1)講座名「フラワーエッセンス中級講座 I オンライン」
(2)氏名
(3)住所
(4)年齢
(5)職業、教育背景(SHASでの受講歴を含めてください)
(6)写真(スナップ可、JPGなどで添付)
(7)(オプション)受講を希望する理由

 (A)現行の専門課程学生・卒業生、(B)「フラワーエッセンス基礎講座 I & II(マテリアメディカ編)」受講済みの人は(1)(2)のみ記載(以前の記載事項から変更がある場合は、修正または追記してください)。

2. 受付け確認メールが届くのを待ってください。受付け確認メールが届くまで、席は確保されていません。

重要:送金は必ず「受付け確認メール」が届いてから。席の確保が確認される前に送金しないでください。

3. 確認メールの案内に従って受講費を納めます。

 受講費の入金が確認されてから、アクセス情報が届きます。

 入金確認後、アクセス情報の配信は9月1日頃。

 パスワードを含むアクセス情報の配信後に受講をキャンセルされた場合、返金はありません。SHASのオンライン講座の受講経験のない人は、内容をよく吟味してから申し込んでください。


 個人情報の扱いについて

 申込みの際に送っていただく個人情報は、その講座/研修/クラスの運営以外の目的に使用されることはありません。どのような場合でも、受講者の個人情報がSHASの外部に出されることは一切ありません。

 個人情報は定期的にサーバから削除し、オフラインで受講記録を管理しています。

 過去に講座を受講された方でも、受講手続きに関する以外のお知らせなどは、限定講座への招待など例外的な場合を除き、基本的にお送りしていませんので、最新情報はメルマガを講読、およびサイトのアップデートページやTwitterをチェックしてください。

フラワーエッセンス基礎講座 I (10回のオンラインクラス)<録音受講可能>
フラワーエッセンス基礎講座 II (11回のオンラインクラス)<録音受講可能>
Flower Essence Materia Medica I & II

カリフォルニアポピーの花
カリフォルニアポピー(サンガブリエル山脈の麓で)

まず先にこちらを通読してください。

SHASでフラワーエッセンスを学ぶ 2020年から先へ


「フラワーエッセンス基礎講座 I、II(マテリア・メディカ編)」は、フラワーエッセンスを基礎から学びたい人にも、今まであちこちで学んできたことを自分の中でしっかりとまとめたい人にも。

またすでに他分野のプラクティショナーとして仕事をしていて、新たにフラワーエッセンスの理解を自分の仕事に組み入れたいと考えている人にも、おすすめです。

I と II、合わせて21回の講義+1回の質疑応答を通して、イギリスと北アメリカのエッセンスを中心に150種類の汎用性の高いフラワーエッセンスについて、花の姿と顔立ち、植物学的特徴、エッセンスとしての働き(感情やエネルギー体への作用)などを含め、しっかりと説明していきます。

伝統的に薬草(ハーブ)として使われてきた植物については、その効能と、エッセンスとしての性質の対応についてもとり上げます。

主要な150種類のエッセンスについて、詳しく具体的な手触りを身につけることで、自分自身とクライアントのために、エッセンスの選択を自由に、かつ的確に行っていけるようになります。

オンライン講座スケジュール <ライブクラスは終了/録音受講可能>

2019年11月2日-2020年2月8日(オンライン)
フラワーエッセンス基礎講座 I(土曜の夜22:00-23:30、10回)
2019年 11/2、11/9、11/16、11/23、12/14、12/21、
2020年 1/18、1/25、2/1、2/8

2020年3-4月・6-7月(オンライン)
フラワーエッセンス基礎講座 II(土曜の夜22:00-23:30、11回)
2020年 3/7、3/14、3/21、3/28、4/4、4/11
6/13、6/20、6/27、7/4、7/11

逃した回は録音で視聴できます。

ライブクラスを逃した人もそうでない人も、受講期間を通して復習用の録音を好きな時間に視聴できます。

フラワーエッセンス基礎講座 I・II(マテリア・メディカ編)
シラバス

この基礎講座 I、II では、フラワーエッセンスのマテリア・メディカとなる講義をしていきます。

マテリア・メディカとは、癒やしのための素材(メディスン)の性質や働きについての知識を集積したものを指すラテン語です。現在ではホメオパシーでよく用いられる語ですが、歴史的にすべての伝統医療にはマテリア・メディカが存在します。

自分自身やクライアントのさまざまなニーズ、テーマや状況に応じて、フラワーエッセンスをうまく選ぶことができるためには、ある程度の数のエッセンスについて、その性質をよく知っていることが必要です。

「エッセンスの選んでみても、今一つ手応えがない」「組み合わせがうまくできない」というような時には、多くの場合、よく知っているエッセンスの数が少ないか、限られたキーワードでしかそのエッセンスのことを知らない場合が多いのです。

実際的には100-150種類ぐらいのエッセンスについて馴染み、使いこなすことができると、自分自身やクライアントの個性や状況、向かい合うテーマなどを考慮しつつ、ほとんどどんな状況やテーマにも、対応するエッセンスを選ぶことができます。

また、組み合わせを作る際にも、ばらばらに選んだものを単にいっしょに服用するのではなく、選んだエッセンスが互いに支え合って、相乗的に機能する、有機的な組み合わせを作ることができます。

この講座では約150種類のフラワーエッセンス、具体的にはバック(バッチレメディ、イングリッシュエッセンス)の38種類とFESの北アメリカクインテセンシャル(北アメリカエッセンス)から100種類前後を中心に、現在の日本に生きる人たちに役立つ150種類ほどをとり上げていきます。

最初の講義でフラワーエッセンスとレメディ全体についての基本をさらい、2回目以降、毎回だいたい8種類前後のペースで進めていきます。

I、II では150種類のエッセンスを自分の中に落としていきます。理解と実用性に重点を置いて、講義していきます。

2020年秋に準備されているフラワーエッセンス中級講座「エッセンスの選び方と組み合わせ方 精神的伝統と植物学知識を組み合わせる」では、この基礎講座(マテリア・メディカ編)で学んだ知識を使って、テーマ、花の色、植物学的分類、幾何学図形など、さまざまなアプローチで効率よくエッセンスを組み合わせることを学んでいきます。

ヤロウの花
ヤロウの花(カリフォルニア、サンガブリエル山脈の麓で)

植物の学名はそこそこの頻度で再分類に伴う変更がありますが、上記は2020年の時点で最新。分類体系によって学名が異る場合は、遺伝子解析に基づくものを採っています。
再分類の経緯について、その植物の理解に役立つと思われるものは講義にも含めています。
『FES フラワーエッセンス・レパートリー』の記載と異なる場合は上記が最新。和名がないものは属名のみを記しています。

クラス1
概要/フラワーエッセンスの精神史/背景知識

クラス2
アグリモニ Agrimonia eupatoria(キンミズヒキ)/ブラックベリー Rubus ursinus/チェリープラム Prunus cerasifera(ミロバランスモモ)/クラブアップル Malus sylvestris/クィンス Chaenomeles speciosa(ボケ)/レイディーズマントル Alchemilla vulgarisx/カリフォルニアワイルドローズ Rosa californica/ワイルドローズ Rosa canina/ノイバラ Rosa multiflora

クラス3
アルニカ Arnica mollis/クリサンセマム Chrysanthemum morifolium(イエギク)/サンフラワー Helianthus annuus(ヒマワリ)/ヤロウ Achilea millefolium(セイヨウノコギリソウ)/ゴールデンヤロウ Achillea filipendulina/ピンクヤロウ Achillea millefolium var. Rubra/ヤロウ・スペシャル・フォーミュラ/ヤロウ・エンバイロンメンタル・ソリューション/マグワート Artemisia douglasiana(ヨモギ)/セージブラッシュ Artemisia tridentata/

クラス4
ブラックアイドスーザン Rudbekia hirta(アラゲハンゴンソウ)/エケネイシャ Echinacea purpurea(ムラサキバレンギ)/カレンデュラ Calendula officinalis(キンセンカ)/キャモミール Matricaria recutita(カミツレ)/チコリ Cichorium intybus(キクニガナ)/コスモス Cosmos bipinnatus/ジニア Zinnia elegans(ヒャクニチソウ)/ダンディライオン Taraxacum officinale(セイヨウタンポポ)

クラス5
ゴールデンロッド Solidago californica(アキノキリンソウ)/タンジー Tanacetum vulgare(ヨモギギク)/スターチッスル Centaurea solstitialis(イガヤグルマギク)/アンジェリカ Angelica archangelica(セイヨウトウキ)/ディル Anethum graveolens(イノンド)/クイーンアンズレース Daucus carota(ニンジン)/スターオブベツレヘム Ornithogalum umbellatum(オオアマナ)/プリティフェイス Triteleia ixioides/ジョシュアツリー Yucca brevifolia(ユッカ)

クラス6

アルパインリリー Lilium Parvum/イースターリリー Lilium longiflorum(テッポウユリ)/タイガーリリー Lilium humboldtii/フェアリーランタン Calochortus albus/マリポサリリー Calochortus leichtlinii/イエロースターチューリップ Calochortus monophyllus/スターチューリップ Calochortus tolmiei/スプレンディッドマリポサリリー Calochortus splendens/チョコレートリリー Fritillaria biflora(クロユリと同属)

クラス7

フォーンリリー Erythronium purpurascens(カタクリ属)/トリリウム Trillium chloropetalum(エンレイソウ)/ブラックコホーシュ Actaea racemosa(Cimicifuga racemosa)(アメリカショウマ)/バターカップ Ranunculus occidentali(キンポウゲ属)/クレマティス Clematis vitalba(センニンソウ属)/ラークスパー Delphinum nuttallianum/レッドラークスパー Delphinum nudicaule(ヒエンソウ)/トールマウンテンラークスパー Delphinium glaucum/モンクズフッド Aconitum columbianum(トリカブト)

クラス8

エンジェルズトランペット Brugmansia candida(Datura candida)(キダチチョウセンアサガオ)/カイエンヌ Capsicum annuum(トウガラシ)/ニコシアナ Nicotiana alata(シュッコンタバコ)/トマト Solanum lycopersicum(トマト)/フーシア Fuchsia hybrida(フクシア)/イヴニングプリムローズ Oenothera elata hookeri(マツヨイグサ属)/ファイヤーウィード Chamaenerion angustifolium(Epilobium angustifolium)(ヤナギラン)

クラス9

ベビーブルーアイズ Nemophila menziesii(ルリカラクサ)/ボラージュ Borago officinalis(ルリジサ)/フォーゲットミーノット Myosotis sylvatica(ワスレナグサ属)/ハウンズタング Cynoglossum grande(オオルリソウ属)/コンフリー Symphytum officinale(ヒレハリソウ)/シューティングスター Dodecatheon hendersonii(カタクリモドキ属)/Hottonia palustris(ホットニア属)/ヴァイオレット Viola odorata(ニオイスミレ)

クラス10

セントーリ Centaurium erythraea(ベニバナセンブリ)/ジェンティアン Gentiana amarella(リンドウ属)/エクスプローラーズジェンティアン Gentiana calycosa(リンドウ属)/セラト Ceratostigma willmottinanum(セラトスティグマ属)/カリフォルニアポピー Eschscholzia california(ハナビシソウ)/ゴールデンイヤードロップ Dicentra chrysantha(コマクサ属)/ブリーディングハート Dicentra formosa(ハナケマンソウ)

クラス11

バジル Ocimum basilicum(バジル)/ラヴェンダー Lavandula officinalis(ラベンダー)/マウンテンペニロイヤル Monardella odoratissima(モナルダ属、ヤグルマハッカの仲間)/ペパーミント Mentha piperita(ペパーミント)/ローズマリー Rosmarinus officinalis(ローズマリー)/セージ Salvia officinalis(セージ)/セルフヒール Prunella vulgaris(ウツボグサ)/グリーンベルズオブアイルランド Moluccella laevis(カイガラサルビア)

クラス12

ビーチ Fagus sylvatica(ヨーロッパブナ)/スイートチェスナット Castanea sativa(ヨーロッパグリ)/オーク Quercus robur(ヨーロッパナラ)/チェスナットバッド Aesculus hippocastanum(セイヨウトチノキの芽)/レッドチェスナット Aesculus carnea(ベニバナトチノ)/ホワイトチェスナット Aesculus hippocastanum(セイヨウトチノキ、マロニエ)/ラーチ Larix decidua(ヨーロッパカラマツ)/パイン Pinus sylvestris(ヨーロッパアカマツ)

クラス13

ゴース Ulex europaeus(ハリエニシダ)/レッドクローバー Trifolium pratense(ムラサキツメクサ)/スコッチブルーム Cytisus scoparius(エニシダ)/スイートピー Lathyrus latifolius(レンリソウ属、日本で知られるスイートピーとは別種)/スナップピー Pisum sativum(エンドウ)/コーン Zea mays(トウモロコシ)/クェイキンググラス Briza maxima(コバンソウ)/ワイルドオート Bromus ramosus(スズメノチャヒキ属)

クラス14

アスペン Populus tremula(ヨーロッパヤマナラシ)/ウイロウ Salix vitellina(ヤナギ属、セイヨウシロヤナギの栽培種)/ヘザー Calluna vulgaris(ギョリュウモドキ)/マンザニータ Arctostaphylos viscida(クマコケモモ属、ウワウルシの仲間)/マスタード Sinapis arvensis(シロガラシ属)/ブロッコリー Brassica oleracea var. Italica(ミドリハナヤサイ、メハナヤサイ)/カリフラワー Brassica oleracea var. Botrytis(ハナカンラン、ハナヤサイ)

クラス15

ハイビスカス Hibiscus rosa-sinensis(ブッソウゲ)/マロウ Sidalcea glauscens(シダルケア属)/オクラ Abelmoschus esculentus(オクラ)/マウンテンプライド Penstemon newberryi(イワブクロ属)/ペンステモン Penstemon davidsonii(イワブクロ属)/スナップドラゴン Antirrhinum majus(キンギョソウ)/ホーンビーム Carpinus betulus(クマシデ属)/エルム Ulmus procera、Ulmus minor ‘Atinia’(オウシュウニレ)

クラス16

ミムルス Mimulus guttatus → Erythranthe guttata(セイタカミゾホオズキ)/ピンクモンキーフラワー Mimulus lewisii → Erythranthe lewisii(エリトゥランテ属)/スカーレットモンキーフラワー Mimulus cardinalis → Erythranthe cardinalis(エリトゥランテ属)/パープルモンキーフラワー Mimulus kelogii → Diplacus kelogii(ディプラクス属)/スティッキーモンキーフラワー Mimulus aurantiacus → Diplacus aurantiacus(ディプラクス属)/ホーリー Ilex aquifolium(セイヨウヒイラギ、セイヨウヒイラギモチ)

クラス17

カリフォルニアピッチャープラント Darlingtonia californica(ダーリングトニア属)/ダグウッド Cornus nuttallii(ミズキ属、ヤマボウシ亜属)/モーニンググローリー Ipomoea purpurea(マルバアサガオ)/ナスターシアム Tropaeolum majus(キンレンカ)/オリーヴ Olea europaea(オリーブ)/レイディーズスリッパ Cypripedium parviflorum(アツモリソウ属)/スクリランサス Scleranthus annuus(シバツメクサ)

クラス18

アロエヴェラ Aloe vera(アロエベラ)/ポモグラネイト Punica granatum(ザクロ)/トランペットヴァイン Campsis tagliabuana(ノウゼンカズラ属)/アイリス Iris douglasiana(アヤメ属)/インディアンペイントブラッシュ Castilleja miniata(カスティレア属)/カリフォルニアペオニーPaeonia californica(ボタン属)/コロンバイン Aquilegia formosa(ニシオダマキ)

クラス19

インペイシェンス Impatiens glandulifera(ツリフネソウ属)/ラブライズブリーディング Amaranthus caudatus(アマランサス)/オレゴングレープ Mahonia aquifolium(メギ属)/ポイズンオーク Toxicodendron diversiloba(ウルシ属)/イェルバサンタ Eriodictyon californicum(エリオディクティオン属)/ミルクウィード Asclepias cordifolia(トウワタ属)

クラス20

ミュレイン Verbascum thapsus(ビロードモウズイカ)/ディアブラッシュ Ceanothus integerrimus(セアノサス属)/ロータス Nelumbo nucifera(ハス)/キャラリリー Zantedeschia aethiopica(オランダカイウ)/サグアロ Carnegiea giganteae(ベンケイチュウ)/ガーリック Alium sativum(ニンニク)/セントジョンズワート Hypericum perforatum(セイヨウオトギリ)

クラス21

ハニーサックル Lonicera caprifolium(スイカズラ属)/ヴァーヴェイン Verbena officinalis(クマツヅラ)/ヴァイン Vitis vinifera(ヨーロッパブドウ)/ウォールナット Juglans regia(カシグルミ)/ロックローズ Helianthemum nummularium(ハンニチバナ属)/ロックウォーター Aqua(癒やしの効果のある神聖な湧き水)/ファイヴフラワー、レスキューレメディ(チェリープラム、クレマティス、インペイシェンス、ロックローズ、スターオヴベツレヘム)

クラス22

質疑応答


講師プロフィール

講師は1998年に『FESフラワーエッセンス・レパートリー』を翻訳し、日本にFESのエッセンスが広がる端緒を開きました。

シエラネヴァダでのFESの集中研修にも2度参加。カリフォルニアを含め長年アメリカに住んで、北アメリカエッセンスの植物たちとも深い馴染みがあります。

バック(Bach、バッチ)レメディについては、アメリカでもっとも優れた研究家・実践者であったジェシカ・ベア医師の方法論を学んでいます。

この講座では、長年フラワーエッセンス教育に打ち込んできた教師ならではの植物とフラワーエッセンスの生き生きとした描写と、しっかり踏み込んだ心理面の理解を合わせ、花のアーキタイプをしみ込むように感じることができます。


推薦書籍

テキストと推薦書籍」のページ、「フラワーエッセンス/フラワーレメディ/フラワーメディスン」の項を参照。


形式

・ライブクラスはオンラインプラットフォームのZoomを使用。パソコン、携帯、各種デバイスから受講可能(Zoomアプリのインストールが必要)。ライブ受講できなかった回も録音で視聴できます。

・録音受講ではすべてのクラスを録音で、パソコン、携帯、各種デバイスで視聴できます。

・SHASの単位になります。

基礎 I =2.0単位
基礎 II =3.0単位


申込み手続き(録音受講)

受講費

基礎 I 全10回 24,000円
基礎 II 全12回 29,000円

基礎 I と II を同時に申込み(確認メールが届いてから10日以内に支払い) 53,000円

PayPal経由でクレジットカードの使用可。

前提条件

フラワーエッセンスについてしっかり勉強したい人であれば、前提条件はありません。

現行の専門課程学生・卒業生、2018年12月のオンライン特別講座を受講している人は(1)(2)のみ記載。

手続き

1. 以下の内容をメール → office@lifeschool.org

(1)講座名「フラワーエッセンス基礎講座 I オンライン」
(2)氏名
(3)住所
(4)年齢
(5)職業、教育背景(SHASでの受講歴を含めてください)
(6)写真(スナップ可、JPGなどで添付)
(7)(オプション)受講を希望する理由

2. 受付け確認メールが届くのを待ってください。受付け確認メールが届くまで、席は確保されていません。

重要:送金は必ず「受付け確認メール」が届いてから。席の確保が確認される前に送金しないでください。

3. 確認メールの案内に従って受講費を納めます。

受講費の入金が確認されてから、アクセス情報が届きます。

パスワードを含むアクセス情報の配信後にキャンセルされた場合、返金はありません。SHASのオンライン講座の受講経験のない人は、内容をよく吟味してから申し込んでください。


 個人情報の扱いについて

申込みの際に送っていただく個人情報は、その講座/研修/クラスの運営以外の目的に使用されることはありません。どのような場合でも、受講者の個人情報がSHASの外部に出されることは一切ありません。

個人情報は定期的にサーバから削除し、オフラインで受講記録を管理しています。

過去に講座を受講された方でも、受講手続きに関する以外のお知らせなどは、限定講座への招待など例外的な場合を除き、基本的にお送りしていませんので、最新情報はメルマガを講読、およびサイトのアップデートページやTwitterをチェックしてください。

フラワーエッセンスとフラワーレメディを学ぶための道案内(2021年1月改定)

ボラージュ
ボラージュの花(南フランス、ラングドック・ルシヨン)

 SHAS のフラワーエッセンス教育は、1997年にプラクティショナー養成課程が開始されてから、同じカリキュラムの柱を維持してきました。

 フラワーエッセンス療法をアルケミーのプロセスとする考え方は、1996年に「フラワーエッセンス基礎講座 I、II」を実施した時から揺るいでいません。

 そして日本でフラワーエッセンスがセルフケアの方法として、また専門的な療法(セラピー)として、広く受け入れられるようになることを願い、活動を続けてきました。

 2000年には学びの道すじをより柔軟なものにするため単位制を取り入れ、プラクティショナー養成課程をフラワーエッセンス療法科に移行させました。

 フラワーエッセンス療法科では、人の心に関わるプラクティショナーの技量と社会的な信頼性を高めるため、卒業に必要な学習時間を増やし、心理療法の定期セッションを在籍・卒業条件に加えるなどの変更が加えられました。

 この間、数は少ないですが、長年にわたり活動を続ける、優れたフラワーエッセンス療法のプラクティショナーと講師を輩出しています。

 日本におけるフラワーエッセンスの普及は、アメリカやイギリスと比べれば、きわめてゆっくりです。進んでは後ずさりしながら、ゆるやかに進展する形ですが、すそ野は確実に広がってきました。

 メーカーの主催以外にも、さまざまなレベルのセミナーが多数、開催されるようにもなりました。

 SHASでは、フラワーエッセンスそのものの理解に広がりと深みを与えるため、特定メーカーの枠にとらわれず、フラワーエッセンスの源流とも言えるアルケミーの方法論を講義や研修の核としてきました。

 節目となる2020年を迎えるに当たり、「フラワーエッセンスを、長期的な視野で、よい形で日本の社会に浸透させていく」というゴールに沿って活動を続けるために必要なことについて、検討を重ねました。

受講者のニーズとのバランス

 そこから、SHASの長期的ヴィジョンと、学び手のニーズを今一度バランスさせる必要性が見えてきました。

 一つには近年、講義が非常に専門的になってきており、「SHAS で学びたいけれども、ついていくのが難しい」と感じる人が、それなりの数あること。

 これはフラワーエッセンスを「人の心と関わる療法」として実践するのに必要な深層心理・精神医学的な理解や、医療や心理療法の専門家に向ける内容に比重が置かれるようになってきていたことによります。

 またフラワーエッセンスをアルケミーの精神的な変容プロセスとして学んでもらうため、アルケミーやユング心理学、性格構造論の基礎知識があることを前提としての講義も増えました。

 「フラワーメディスン講義」は当初、基礎から中級までの内容をカバーする予定でしたが、回によっては内容が上級レベルの専門的なものになりました。

 講義は受講者からの質問やフィードバックを受けつつ進められましたが、医療関係者や心理、教育の専門家などからの質問には、しっかりとした解答が必要であり、そのために精神医学分野や深層心理学の理解が足場に用いられました。

 込み入った概念をうわべだけでなく理解してもらうため、背景となる専門知識の講義にも時間を割くことになりました。

 30回の講義は非常に内容の濃い、全体として充実したものとなりましたが、基礎レベルの体系的な学びを必要とする人のニーズには応えきっていないという点は、懸案として残りました。

 またSHASの受講者層にも若い人たちが増えるなどの変化があり、そのニーズについての手応えもでてきました。

 そこからさまざまな学び手のニーズと、SHASのゴールのバランスを再検討しました。

 フラワーエッセンスをよい形で普及するためには、質の高いプラクティショナーを輩出することが必要という考えは変わりませんが、フラワーエッセンスの普及のためには、アクセスしやすい良質な基礎教育を提供し続けることも必要である。

 フラワーエッセンスについて知っている人の数は、この20年で何倍にも増えました。

 そしてさまざまなレベルのセミナーも実施されていますが、その中でもSHASの統合的な講座をできるだけ多く、アクセスの容易な形で継続的に提供することの必要性。

 フラワーエッセンスというものについて、植物学だけでなく、心理やエネルギーの視点も含めて全体的、総合的に学ぶことができる体系的なプログラムはSHASの強みです。

 もちろんSHASの教育活動として、質を落とすということはしません。

 アクセスしやすいオンライン講座であっても、また楽しく学べる経験であっても、その上に次のステップを積み重ねていくことのできる、しっかりとした足場を築いていきます。

バターカップの花
バターカップ(キンポウゲ)の花(札幌)

オンラインクラスで受講できる基礎講座

 こういったことから、まず、長らく実施していなかった「フラワーエッセンス基礎講座」を、オンラインクラスとして実施。

 これはフラワーエッセンスのマテリア・メディカとなる講義を中心に行いました。

 マテリア・メディカとは、癒やしのための素材(メディスン)の性質や働きについての知識を集積したものを指すラテン語です。現在ではホメオパシーでよく用いられる語ですが、歴史的にすべての伝統医療にはマテリア・メディカが存在します。

 この基礎講座 (マテリアメディカ編 I、II)では、約150種類のフラワーエッセンスについて詳しく説明し、自分自身のフラワーエッセンスのパレットを持てるようになることを目指しています。(現在は録音講座として受講可能)

自分のフラワーエッセンスのパレット

 「フラワーエッセンスのパレット」とは、私の造語です。

 画家には「自分のパレット」という概念があります。絵の具をのせるパレット(板)のことではなく、自分が描きたい絵を描いていく中で、よく使う絵の具の色や組み合わせのパターン、そこから生まれるその画家の個性までを言います。

 特定の色の絵の具をよく使うのは、自分が表現したいものと、その絵の具の性質が関係しているからです。

 パレットには、その画家がどのようにまわりの世界を見、感じ、表現したいと思うかが反映されます。

 自分のパレットは、描いていく(絵の具と付き合っていく)うちにできてくるものです。

 そして「空の青はどうしてもこのメーカーのこの色」「春先の緑は、こちらのメーカーのこの色とこの色の組み合わせ」といったように、自分なりの色使いが生まれるようになります。

 ただそのためには、同じ青でもメーカーごとに、色自体にも、絵の具としての物質的な性質にも違いがあることを知らなければなりません。

 これと同じことを、私はフラワーエッセンスの使いこなしにも感じるのです。

 1990年代、アメリカでフラワーエッセンスがブームの真っ盛りだった頃、私はよく名前の知られていた1200種類以上のエッセンスを手もとに置いて試し、研究していた時期もあります。

 最終的にはそこから120種類前後が、普段使いするエッセンス(メインのパレット)として落ち着きました。

 私にとってエッセンスの組み合わせは、点と点をつなぐものではありません。

 クライアントの個性や状況、向かい合うテーマに合わせて、「全体の姿」を描きます。そしてそれを実際のエッセンスの組み合わせに落とすために、しっくりと当てはまるエッセンスを選んでいきます。

 クライアントの魂の個性や状況に合わせて描きたい絵の姿が見えて、それに合わせて手もとの絵の具箱から色を選ぶのです。

 そうすることで、ばらばらに選んだエッセンスの塗り絵のような組み合わせではなく、全体として意味のある、バランスのとれた、有機的な組み合わせが生まれます。

 自分にとって、その性質をよく知っているエッセンスのパレットを持つことで、必要な時にこれと思えるエッセンスを、的確に選び、組み合わせられるようになるのです。

そのためには、少なくとも100種類ぐらいのエッセンスについてよく知っているのが効率がよいのです。

 多すぎず少なすぎずの数がだいたい100-150種類で、これだけのエッセンス一つ一つに馴染んで使いこなせると、人生で遭遇するほとんどどんな状況やテーマにも、対応するエッセンスを選んだり、組み合わせを描くことができます。

 「エッセンスの選び方に今一つ手応えがない」「組み合わせがうまくできない」というような相談を受ける時には、多くの場合、知っているエッセンスの数が少なかったり、限られたキーワードでしかそのエッセンスのことを知らない場合が多いのです。

日本の花から作られたエッセンス

 「フラワーエッセンス基礎講座 I、II」では、自分で思うようにフラワーエッセンスを選び、組み合わせを作ることができるよう、個々のエッセンスについて学んでいきます。

 基本的にはバック(バッチレメディ、イングリッシュエッセンス)の38種類とFESの北アメリカクインテセンシャル(北アメリカエッセンス)から100種類前後を中心に、日本の人に役立つ150種類ほどを取り上げていきます。

 花の「顔立ち」、植物学的な特徴、エッセンスとしての働き、心理面、感情体やエネルギー体への作用、チャクラとの関係などを含め、しっかりと説明していきます。

 一つ一つのエッセンスの「顔立ち」「個性」「アーキタイプ」について知ることは、フラワーエッセンスを学ぶ醍醐味、楽しさを経験することでもあります。

 講師は1998年に『FESフラワーエッセンス・レパートリー』を出版社に持ち込んで出版交渉、翻訳をして、日本にFESのエッセンスが広がる端緒を開きました。

 シエラネヴァダでのFESの集中研修にも、1度はヒーリングスクールの学生時代に奨学生として、2度目は日本語グループの通訳として招かれ参加しました。

 カリフォルニアを含め長年アメリカに住んで、北アメリカエッセンスの植物たちとも深い馴染みがあります。

 同時に複数文化にまたがって生活してきた経験から、それぞれのエッセンスが、日本の人の心にはどのように関わるのか(同じアーキタイプでも、国や文化で表現が異なってくるのではないか)ということについても、つねに考えてきました。

 バック(Bach、バッチ)レメディについては、アメリカでもっとも優れた研究家・実践者であったジェシカ・ベア医師の方法論を学んでいます。

 この講座では、長年フラワーエッセンス教育に打ち込んできた教師ならではの植物とフラワーエッセンスの生き生きとした描写で、花のアーキタイプをしみ込むように感じることができます。

 オンライン基礎講座 I、IIでは約150種類のエッセンスを自分の中に落とし、IIIではその知識を使って、テーマ、花の色、植物学的分類、幾何学図形など、さまざまなアプローチで効率よくエッセンスを組み合わせることを学んでいきます。

 講義は専門的過ぎるところへは入らず、理解と実用性に重点を置きます。

 最新の遠隔教育システムを活用して、できるだけ多くの人に質の高い教育を提供していきます。

スターオブベツレヘム
スターオブベツレヘムの花(札幌)
スターオブベツレヘムの群生を観察する研修参加者たち

フラワーエッセンス療法講師の認定プログラム

 そして次に、良質な講師の数を増やすためのプログラムを、フラワーエッセンス療法科とは別途に設定すること。

(1)単にエッセンスの効用を暗記して教えるだけでなく、フラワーエッセンスとは何かを深いレベルで理解している。
(2)メーカーの枠を超えて、普遍性のある形でエッセンスの使い方を教えることができる。
(3)実際の植物との関わりにおいてフラワーエッセンスについて教えることができる。
(4)学び手が次のステップに成長していくための足場を作ることのできるような教え方ができる。
(5)人の心に関わることの責任と倫理について理解している。

 SHASはこのような教師に増えて欲しいと願っています。このための教師養成と認定の枠組みも準備中です。

学びの道すじ、アウトライン

(1)以下からスタート 

フラワーエッセンス基礎講座 I・II マテリアメディカ編(オンライン、22回)3.0単位

(2)中級レベル

・フラワーエッセンス中級「エッセンスの選び方と組み合わせ方」(オンライン、6回)0.5単位(前提条件=基礎講座 I、II を受講済み)

・フラワーエッセンス中級プラクティカム 選択と組み合わせの実習(オンライン)

フラワーメディスン講義(録音講座、30回)
 パート1 2.0単位
 パート2(パート1の受講が必要) 2.0単位
 パート3(パート1、2の受講が必要) 1.0単位

(3)オンラインクラスと平行して参加できる植物観察会・遠足

・SHAS 認定講師による植物観察会(東京・関西ほか各地で開催。詳細は各講師に問い合わせ)
・SHAS 主催の遠足も再開予定(2024年春以降)
(単位ではなく回数でカウント)

(4)形式にこだわらない人はマイペースでとりたい講座を(長く続いている人はこの形が多い)

(5)仕事として取り組んでいくのに足場が欲しい人は修了証コース

「フラワーエッセンス」修了証コース
SHASの講座を合計60単位以上(うち30単位以上がフラワーエッセンス関連。60単位=720授業時間相当)+植物観察会・遠足3回以上参加+小論文提出で修了証(専門課程からの「卒業」ではない) 

「フラワーエッセンス講師」修了証コース
SHASの講座を合計80単位以上(うち40単位以上がフラワーエッセンス関連。80単位=960授業時間相当)+植物観察会・遠足5回以上参加+論文と臨床レポート提出+プレゼンテーションまたは口頭試問で修了証(専門課程からの「卒業」ではない)

(6)深く学びたい人はフラワーエッセンス療法科へ(入学受付けに際して考査あり)。卒業にはSHASの講座を合計124単位以上+年12回の心理療法個人セッションまたは指定のフラワーエッセンス療法プラクティショナーによるセッションを4年+スーパーヴィジョン6回以上+臨床レポート3通+卒論。SHASによるプラクティショナー認定(専門課程フラワーエッセンス療法科からの正式の卒業)

(7)「フラワーエッセンス上級講師」修了証プログラム(専門課程から卒業後、追加の研修+口頭試問+卒論・プレゼンテーション)。SHASによるフラワーエッセンス療法講師認定

(8)セレモニーやシャーマニズム的なアプローチを含むフラワーメディスン実践の道に入りたい人は神学科へ(専門課程からの招待のみ)
 

講座・研修の実施予定

(1)現在、録音で受講できるWeb講座

(2)泊まりがけの集中研修(フラワーエッセンス作りの実習やエッセンスを用いたハンズオンを含む)

・2024年秋 フラワーメディスン集中研修

(3)2024年秋以降に実施を検討中

・SHAS主催の植物観察遠足(オンラインクラス受講者対象)
対面の講座/研修

サクラ
サクラの花
サクラの花のエッセンスを生成する

SHASでの学び方について

 受講済みのすべての講座や研修は、ディプロマ(修了証)コースの単位にカウントできます。同じ単位は専門課程に入学した場合、そのまま卒業に向けての単位にカウントできます。

 SHASで長期的に学んでいくつもりの人は、提出用に記録をとっておいてください。

 ディプロマ(修了証)を必要としない人、専門課程で学ぶ予定のない人は、自分に興味のある/役立つ/実用性のある講座を選んで、マイペースで勉強をすすめていくことができます。

フラワーエッセンス療法科(専門課程)

 SHASの理念と哲学のもとでじっくり深く学びたい。自分自身が人生の変容プロセスを経験し、他の人がそのような道を歩くのを助けることができるようになりたいと考える人のための道のりです。 

フラワーエッセンス療法科に申し込むには(新しい条件)

 「フラワーエッセンス修了証コース」を修了した後、オフィスまで問い合わせてください。入学に際しては考査があります。


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