日程

2023年9月9、10日(土・日) 東京

あらまし

 フラワーエッセンスを用いたハンズオン・ヒーリングの基礎クラスです。

 フラワーエッセンスをエネルギー・メディスンとしてとらえる視点から、エッセンスのエネルギー的性質や扱い方をレビュー。ジェシカ・ベアー医師により始められ、SHASから広まったエッセンス・ボトルの活性化の手順も、エネルギーの感覚に注意を払いながらレビューします。

 その後、ハンズオン向けのエッセンスの選択、エッセンスのエネルギーの活性化の仕方、オーラ(ヒューマン・エネルギーフィールド)の浄化やブロックを緩めるといったシンプルなハンズオン・ヒーリングの手順を、フラワーエッセンスを用いて実習していきます。

 フラワーエッセンスをハンズオンで(プラクティショナーの手とエネルギーを介して)用いることで、エッセンスが直接エネルギーフィールド(オーラフィールド)に作用し、服用とは異なる形で効果を引き出すことができます。

 ハンズオンでエネルギーのシフトを作り出し、服用を通してそれを持続させることで、長期的な深いヒーリングにつなげていくサポートにもなります。

 ハンズオンの手法は、エッセンスを用いた応急手当などにも適しています。

 アロマセラピーは動物への使用に多くの禁忌がありますが、フラワーエッセンスは動物にも広く使うことができ、ハンズオンはそのための優れた使用方法です。

 ハンズオンヒーリングを学んでいる人には、フラワーエッセンスをヒーリングに組み合わせることで開かれるさまざまな可能性を経験してもらえます。

 フラワーエッセンスを学ぶ人、ヒーリングを学ぶ人、どちらにもすすめられる講座です。

 この講座は専門課程に入学後、専門クラスの単位としてカウントできます。カテゴリ「フラワーエッセンス療法」(専門レベル) 1.0単位

前提条件

・フラワーエッセンスの基本的な知識があり、一定期間、自分自身で使ってきた経験があること
・録音講座「フラワーエッセンス基礎講座I & II(マテリア・メディカ編)」を受講済み、またはこの講座と同時申込み

テキスト

『フラワーエッセンス辞典』、以下のいずれかのバージョン

Kindle 電子書籍版(オリジナル版・ロングバージョン)
Kindleアプリを入れれば、パソコン、携帯、タブレットで読め、検索機能を使えます。外部リンクで厳選された花のカラー写真を参照可能。解説はじっくり読み込める長めの文章。

普通の書籍版(コンサイス版、BABジャパン刊)
紙版は電子書籍版の内容を短めにまとめ、1つの項目が見開き2ページに収められているので、辞典として手元に置き、参照するのに便利です。全エッセンスに花の白黒写真も掲載。

スケジュール

1日目(土曜日)
受付け(出席確認) 12:10-12:20
クラス 12:20-17:50
・受付け時間より早く到着した場合は、廊下で待機してください
・ランチ時間なし、途中で長めの休憩あり。必要な人は飲み物、おやつなど持参してください

2日目(日曜日)
受付け(出席確認) 9:40-9:50
クラス 9:50 – 16:50(昼休み 12:30-14:00頃。実習の流れにより多少ずれることあり)
・受付け時間より早く到着した場合は、廊下で待機してください

* 手持ちのフラワーエッセンス持参。その他の持参品は受付け確認メールで。

* 会場への案内は受付け確認メールで(東京メトロの地下鉄駅から歩いて数分。緑の眺めのある気持ちのいい会場です)。
 クラスルーム内は飲み物、軽食(おやつ類、匂いの強くない弁当)の持ち込み可。ただし会場の使用規約により、ゴミは各自で持ち帰りが必要です。

* SHASの講座の多くは、基本的に小学生までのお子さん、赤ちゃん同伴での参加OKとなっています。同伴を希望される方は、まずオフィスまでご相談ください → office@lifeschool.org


申込み手続き

受講費

39,000円

手続き

(A)専門課程在籍者、(B)長期履修者と招待者向け専用メーリングリストの案内を受けている人は(1)(2)(3)のみ。

 それ以外の人は(1)から(8)までをメール → office@lifeschool.org

(1)講座名(「フラワーエッセンス・ハンズオン」)
(2)氏名
(3)カテゴリ (A)(B)または「なし」
(4)住所
(5)年齢
(6)職業、教育背景
(7)受講を希望する理由
(8)写真(スナップ可、JPGなどで添付)

2. 受付け確認メールが届くのを待ってください。

<重要:送金は「受付け確認メール」が届いてから。席が確認される前に送金しないでください>

3. 確認メールの案内に従って受講費を納めます。


締め切り

 所定の定員になり次第。定員数を少なめに設定しているため、早めに定員〆切りの見込みです。


個人情報の扱いについて

 申込みの際に送っていただく個人情報は、その講座/研修/クラスの運営以外の目的に使用されることはありません。どのような場合でも、受講者の個人情報がSHASの外部に出されることは一切ありません。
 受講者の個人情報は定期的にサーバから削除し、受講記録をオフラインで管理しています。
 講座を受講された方でも、受講手続きに関する以外のお知らせなどは、資格限定講座への招待など例外的な場合を除き、基本的にお送りしていませんので、最新情報はサイトのアップデートページやTwitterをチェックしてください。

ゴース(ハリエニシダ)の花(南フランス)


日程


グループA
2021年5月28日、6月4、11、18日
金曜日の夜 21:30-23:00頃


グループB
2021年5月29日、6月5、12、19日
土曜日の午後 14:00-15:30頃


内容


 少人数制のクラスです。全員が自分のためエッセンスを選び、組み合わせを作り、どのようにしてテーマを選んだかや、選択の経験についてシェアします。

 希望する場合は、自分が作った組み合わせなどについて、他の参加者からのコメントを受けとることができます(それぞれの内的プロセスを尊重するため、本人が希望しない場合には他の参加者からのコメントはとりません)。

 Zoomのミーティング形式
 ・セミナー形式ではなく、参加者相互のやりとりが可能
 ・実名参加が必要
 ・ビデオは基本的にオフですが、各自のオプションでオンにしたり、画像の共有が可能

 「フラワーエッセンス・マテリアメディカ編 I・II」「フラワーエッセンス中級講座 エッセンスの選び方と組み合わせ方」で学んだ内容を前提とします。

 事前に自分のためにエッセンスを選び、組み合わせを作り、クラス内で交代でシェアを行います。話を聴くだけの参加はできません。

 またシェアには個人の内的な経験が含まれるため、クラス内のやりとりについては守秘義務があります(クラスの中で他の参加者から聞いたことを、クラスの外で話さないでください)。

 各自のシェアとコメント以外に、フラワーエッセンス療法や、フラワーエッセンスを仕事にしていくことに関する質疑応答やも可能です。

 フラワーエッセンス療法を専門的な形で学んでいきたい人や、自分でも学びと自己の癒しを進めつつ、他の人の経験に耳を傾け、自己のプロセスを深めていきたい人に受講をすすめます。

 他方で、まだ繊細な癒しの段階にある人や、深いトラウマなどがあり、自分の経験を他人とシェアすることに不安を感じるような段階の人には参加はすすめません。その場合は自分自身の安全な空間で、あるいはプラクティショナーの支えを受けながら、個人的な形で癒しを続けることをすすめます。

 クラスの一部が守秘義務を要する内容となるため、録音の提供はありません。

 SHASのフラワーエッセンス療法科入学後は、履修単位にカウントされます。「フラワーエッセンス療法 中級プラクティカム」12授業時間+12自宅学習=24時間/2単位」


前提条件 

オンライン「フラワーエッセンス・マテリアメディカ編 I・II
オンライン「フラワーエッセンス中級講座 エッセンスの選び方と組み合わせ方

 申込みをしたら、自分のためのエッセンス選択と組み合わせを自宅学習として開始。

 クラス内でのシェアは「完成したもの」である必要はありません。自分のテーマとともに、とりあえず選んでみた、組み合わせてみたものをまず理由やテーマとともにシェアして、コメントやフィードバックをもらい、それを参考に再度、選択や組み合わせをするといったこともできます。

 インタラクティブな学びのできる、少人数クラスです。


申込み手続き

受講費

 24,000円(全4回)


手続き

1.
(A)SHASの専門課程在籍者・卒業生
(B)前提条件を満たしている人(フラワーエッセンス基礎講座 マテリアメディカ編 I・II」と「フラワーエッセンス中級講座 エッセンスの選び方と組み合わせ方」の受講を修了)
(C)フラワーエッセンス基礎講座 マテリアメディカ編 I・II」および「フラワーエッセンス中級講座 エッセンスの選び方と組み合わせ方」と、この「中級プラクティカム」を合わせて申込み

 以下をメール → office@lifeschool.org

(1)講座名
(2)氏名
(3)申し込みカテゴリ(A、B、C)
(4)希望の日程(グループAかグループB)
(5)写真(カテゴリCの人のみ。スナップ可、JPGなどで添付)

2. 受付け確認メールが届くのを待ってください。

<重要:送金は「受付け確認メール」が届いてから。受付けが確認される前に送金しないでください>

3. 確認メールの案内に従って受講費を納めます。
<最近、携帯アドレスのメールの不着がかなりあります。office@lifeschool.org をアドレス登録してください>

4. 5月17日までに入金済みの人は、一律5月21日にアクセス情報を配信。



締め切り
・各グループ定員になり次第。最終〆切り 5月17日
・各グループ10名まで

 オンライン「フラワーエッセンス基礎講座(マテリア・メディカ編)I & II」の受講者からの感想を紹介しておきます。

 7月で全回を完了しましたが、講義分(1-21回)については録音受講が可能です。(22回目の質疑応答は長期受講者向けの内容が多くなったため、録音受講には含まれていません)。

 この講座はSHASの専門的なフラワーエッセンス講座の前提条件となりますので、SHASで長期的にフラワーエッセンス/フラワーレメディを学びたい人は、この講座からスタートしてください。


 Webクラス毎週ありがとうございます。フラワーのWebクラスの感想を送ります。
 正直言いますと、分量の多さに圧倒されていまして、気長にやろうと、ただ聞くだけというスタイルで参加しています。
 先日、夢で、アマランサスが出てきたので、Webクラスで、何かの花がアマランサスだと言っていたなと思い出し、録音を聞きました。ラブライズブリーディングでした。


(中略)

 クラスでおっしゃっていたように、ラブライズブリーディングの名前に引っ張られている解釈、というのが引っかかりつつ、アマランサスの現地の捉え方をみてみたいと調べてみました。
 録音でおっしゃっていたように、東洋文化にあたるコメと同じ感覚なのかも知れない、とも思いました。
 エッセンスをとってみたところ、深いところに効いている感じがありました。
 なんだか甘い感じ、香りがする。頭の中がふんわりする感じ、そして、自分の中心に温かいものが下から広がっていきました。寝る前に取ったので、すぐに夢見の状態に入りました。
 全くノーマークだったのですが、しばらくアマランサスと取り組むことになりそうです。


 本を読むだけではわからない花やエッセンスについての奥深い解説に、毎回とても勉強になっています。
 その中でもとくに、ミムルスのタイプは幼い頃のトラウマの影響で神経が未発達だというお話、ロータスの独自の解釈のお話は、とても心に残っています。
 また、意識してまわりの花を見ていると、身近に咲いているいろんなフラワーエッセンスの花の仲間を見ることができています。
 先日、車道横のガードレールの際に、変わった姿の花が並んで咲いているのを見つけて、調べるとミュレインだとわかって、こんなところにいるんだと嬉しくなりました。

 フラワーエッセンス・マテリアメディカ編のクラス、沢山の花たちの多面立体的な解説をどうもありがとうございます。
 植物たちの暮らし方、その生態の話を聴いていると、実際に出会ったことのない植物についても、さらなる発見があったり、また、これまで自分が身近に見知っていると思っていた植物たちの意外な面にも触れたり、また一般的に記される生態とは違うような場所でも生きてる花たちもいたっけな、と思い出したり、それは脳内の記憶を立体的に引き出しながら、多面的な百科辞典をめくっているようでした。
 2度3度と、また日にちをおいて聞き返したりしつつ、すごく耳が痛いようなテーマもあれば、これは自分にはあまり当てはまらないな、という花たちとの距離感が、これまでの自分の内的な経験よりも、よりはっきりと俯瞰できるようなときもありました。
 クラスをライブで聴けない日もありましたが、日常の中で、クラスで話される花たちの日本の仲間たちに思わぬ形で遭遇したりしました。
 たまたま、ふと見た古い写真に写っていたその植物が気になっていたら、その週のクラスに出て来たりとか、そういう偶然は、これまでのフラワーのWebクラスの間にも、また対面の研修の時にも幾度となくあったことで、また、相手は路傍の花だったりなので(笑)、とても些細なことであったりもするのですが、それらは自分にとっては言葉にしきれない、とても大きな喜びであります。

 こういう嬉しい出会いは、たとえ自分がどこにいても、私たちの「そば」には、いつも「花が在る」ということに、心身が支えられていることをしっかりと思い出させてくれます。

 植物は、ただ穏やかに美しく優しくあるだけでは無く、その種を増やし、進化のために容赦なく生きているサイクルの中で、人間にも助け船を出してくれているのかも、と、ふと感じたりもします。
 そして、花は植物の魂の表現であり、瓶に詰められたフラワーエッセンスは生きていて、それはエネルギーメディスンであり、媒介である、というところに立ち戻れるとき、言葉を超えて、すべてが腑に落ちる感覚があるから、こんな世の中でも、また頑張ろうと思えているように感じています。
 その教えの道筋を、こうして照らしてくださっていることに心より感謝を申し上げます。

Web講座「フラワーメディスン講義」パート1、講義7から、15分ほどのクリップです。

ハワイのハイビスカス

▼をクリックすると音声が始まります。

録音は30回に分けて行われた「フラワーメディスン講義」(中級講座)の一部です(録音受講可能)。


11月2日開講 オンライン講座 フラワーエッセンス基礎講座 I & II
申込み受付け中

フラワーエッセンスとフラワーレメディを学ぶための道案内(2021年1月改定)

ボラージュ
ボラージュの花(南フランス、ラングドック・ルシヨン)

 SHAS のフラワーエッセンス教育は、1997年にプラクティショナー養成課程が開始されてから、同じカリキュラムの柱を維持してきました。

 フラワーエッセンス療法をアルケミーのプロセスとする考え方は、1996年に「フラワーエッセンス基礎講座 I、II」を実施した時から揺るいでいません。

 そして日本でフラワーエッセンスがセルフケアの方法として、また専門的な療法(セラピー)として、広く受け入れられるようになることを願い、活動を続けてきました。

 2000年には学びの道すじをより柔軟なものにするため単位制を取り入れ、プラクティショナー養成課程をフラワーエッセンス療法科に移行させました。

 フラワーエッセンス療法科では、人の心に関わるプラクティショナーの技量と社会的な信頼性を高めるため、卒業に必要な学習時間を増やし、心理療法の定期セッションを在籍・卒業条件に加えるなどの変更が加えられました。

 この間、数は少ないですが、長年にわたり活動を続ける、優れたフラワーエッセンス療法のプラクティショナーと講師を輩出しています。

 日本におけるフラワーエッセンスの普及は、アメリカやイギリスと比べれば、きわめてゆっくりです。進んでは後ずさりしながら、ゆるやかに進展する形ですが、すそ野は確実に広がってきました。

 メーカーの主催以外にも、さまざまなレベルのセミナーが多数、開催されるようにもなりました。

 SHASでは、フラワーエッセンスそのものの理解に広がりと深みを与えるため、特定メーカーの枠にとらわれず、フラワーエッセンスの源流とも言えるアルケミーの方法論を講義や研修の核としてきました。

 節目となる2020年を迎えるに当たり、「フラワーエッセンスを、長期的な視野で、よい形で日本の社会に浸透させていく」というゴールに沿って活動を続けるために必要なことについて、検討を重ねました。

受講者のニーズとのバランス

 そこから、SHASの長期的ヴィジョンと、学び手のニーズを今一度バランスさせる必要性が見えてきました。

 一つには近年、講義が非常に専門的になってきており、「SHAS で学びたいけれども、ついていくのが難しい」と感じる人が、それなりの数あること。

 これはフラワーエッセンスを「人の心と関わる療法」として実践するのに必要な深層心理・精神医学的な理解や、医療や心理療法の専門家に向ける内容に比重が置かれるようになってきていたことによります。

 またフラワーエッセンスをアルケミーの精神的な変容プロセスとして学んでもらうため、アルケミーやユング心理学、性格構造論の基礎知識があることを前提としての講義も増えました。

 「フラワーメディスン講義」は当初、基礎から中級までの内容をカバーする予定でしたが、回によっては内容が上級レベルの専門的なものになりました。

 講義は受講者からの質問やフィードバックを受けつつ進められましたが、医療関係者や心理、教育の専門家などからの質問には、しっかりとした解答が必要であり、そのために精神医学分野や深層心理学の理解が足場に用いられました。

 込み入った概念をうわべだけでなく理解してもらうため、背景となる専門知識の講義にも時間を割くことになりました。

 30回の講義は非常に内容の濃い、全体として充実したものとなりましたが、基礎レベルの体系的な学びを必要とする人のニーズには応えきっていないという点は、懸案として残りました。

 またSHASの受講者層にも若い人たちが増えるなどの変化があり、そのニーズについての手応えもでてきました。

 そこからさまざまな学び手のニーズと、SHASのゴールのバランスを再検討しました。

 フラワーエッセンスをよい形で普及するためには、質の高いプラクティショナーを輩出することが必要という考えは変わりませんが、フラワーエッセンスの普及のためには、アクセスしやすい良質な基礎教育を提供し続けることも必要である。

 フラワーエッセンスについて知っている人の数は、この20年で何倍にも増えました。

 そしてさまざまなレベルのセミナーも実施されていますが、その中でもSHASの統合的な講座をできるだけ多く、アクセスの容易な形で継続的に提供することの必要性。

 フラワーエッセンスというものについて、植物学だけでなく、心理やエネルギーの視点も含めて全体的、総合的に学ぶことができる体系的なプログラムはSHASの強みです。

 もちろんSHASの教育活動として、質を落とすということはしません。

 アクセスしやすいオンライン講座であっても、また楽しく学べる経験であっても、その上に次のステップを積み重ねていくことのできる、しっかりとした足場を築いていきます。

バターカップの花
バターカップ(キンポウゲ)の花(札幌)

オンラインクラスで受講できる基礎講座

 こういったことから、まず、長らく実施していなかった「フラワーエッセンス基礎講座」を、オンラインクラスとして実施。

 これはフラワーエッセンスのマテリア・メディカとなる講義を中心に行いました。

 マテリア・メディカとは、癒やしのための素材(メディスン)の性質や働きについての知識を集積したものを指すラテン語です。現在ではホメオパシーでよく用いられる語ですが、歴史的にすべての伝統医療にはマテリア・メディカが存在します。

 この基礎講座 (マテリアメディカ編 I、II)では、約150種類のフラワーエッセンスについて詳しく説明し、自分自身のフラワーエッセンスのパレットを持てるようになることを目指しています。(現在は録音講座として受講可能)

自分のフラワーエッセンスのパレット

 「フラワーエッセンスのパレット」とは、私の造語です。

 画家には「自分のパレット」という概念があります。絵の具をのせるパレット(板)のことではなく、自分が描きたい絵を描いていく中で、よく使う絵の具の色や組み合わせのパターン、そこから生まれるその画家の個性までを言います。

 特定の色の絵の具をよく使うのは、自分が表現したいものと、その絵の具の性質が関係しているからです。

 パレットには、その画家がどのようにまわりの世界を見、感じ、表現したいと思うかが反映されます。

 自分のパレットは、描いていく(絵の具と付き合っていく)うちにできてくるものです。

 そして「空の青はどうしてもこのメーカーのこの色」「春先の緑は、こちらのメーカーのこの色とこの色の組み合わせ」といったように、自分なりの色使いが生まれるようになります。

 ただそのためには、同じ青でもメーカーごとに、色自体にも、絵の具としての物質的な性質にも違いがあることを知らなければなりません。

 これと同じことを、私はフラワーエッセンスの使いこなしにも感じるのです。

 1990年代、アメリカでフラワーエッセンスがブームの真っ盛りだった頃、私はよく名前の知られていた1200種類以上のエッセンスを手もとに置いて試し、研究していた時期もあります。

 最終的にはそこから120種類前後が、普段使いするエッセンス(メインのパレット)として落ち着きました。

 私にとってエッセンスの組み合わせは、点と点をつなぐものではありません。

 クライアントの個性や状況、向かい合うテーマに合わせて、「全体の姿」を描きます。そしてそれを実際のエッセンスの組み合わせに落とすために、しっくりと当てはまるエッセンスを選んでいきます。

 クライアントの魂の個性や状況に合わせて描きたい絵の姿が見えて、それに合わせて手もとの絵の具箱から色を選ぶのです。

 そうすることで、ばらばらに選んだエッセンスの塗り絵のような組み合わせではなく、全体として意味のある、バランスのとれた、有機的な組み合わせが生まれます。

 自分にとって、その性質をよく知っているエッセンスのパレットを持つことで、必要な時にこれと思えるエッセンスを、的確に選び、組み合わせられるようになるのです。

そのためには、少なくとも100種類ぐらいのエッセンスについてよく知っているのが効率がよいのです。

 多すぎず少なすぎずの数がだいたい100-150種類で、これだけのエッセンス一つ一つに馴染んで使いこなせると、人生で遭遇するほとんどどんな状況やテーマにも、対応するエッセンスを選んだり、組み合わせを描くことができます。

 「エッセンスの選び方に今一つ手応えがない」「組み合わせがうまくできない」というような相談を受ける時には、多くの場合、知っているエッセンスの数が少なかったり、限られたキーワードでしかそのエッセンスのことを知らない場合が多いのです。

日本の花から作られたエッセンス

 「フラワーエッセンス基礎講座 I、II」では、自分で思うようにフラワーエッセンスを選び、組み合わせを作ることができるよう、個々のエッセンスについて学んでいきます。

 基本的にはバック(バッチレメディ、イングリッシュエッセンス)の38種類とFESの北アメリカクインテセンシャル(北アメリカエッセンス)から100種類前後を中心に、日本の人に役立つ150種類ほどを取り上げていきます。

 花の「顔立ち」、植物学的な特徴、エッセンスとしての働き、心理面、感情体やエネルギー体への作用、チャクラとの関係などを含め、しっかりと説明していきます。

 一つ一つのエッセンスの「顔立ち」「個性」「アーキタイプ」について知ることは、フラワーエッセンスを学ぶ醍醐味、楽しさを経験することでもあります。

 講師は1998年に『FESフラワーエッセンス・レパートリー』を出版社に持ち込んで出版交渉、翻訳をして、日本にFESのエッセンスが広がる端緒を開きました。

 シエラネヴァダでのFESの集中研修にも、1度はヒーリングスクールの学生時代に奨学生として、2度目は日本語グループの通訳として招かれ参加しました。

 カリフォルニアを含め長年アメリカに住んで、北アメリカエッセンスの植物たちとも深い馴染みがあります。

 同時に複数文化にまたがって生活してきた経験から、それぞれのエッセンスが、日本の人の心にはどのように関わるのか(同じアーキタイプでも、国や文化で表現が異なってくるのではないか)ということについても、つねに考えてきました。

 バック(Bach、バッチ)レメディについては、アメリカでもっとも優れた研究家・実践者であったジェシカ・ベア医師の方法論を学んでいます。

 この講座では、長年フラワーエッセンス教育に打ち込んできた教師ならではの植物とフラワーエッセンスの生き生きとした描写で、花のアーキタイプをしみ込むように感じることができます。

 オンライン基礎講座 I、IIでは約150種類のエッセンスを自分の中に落とし、IIIではその知識を使って、テーマ、花の色、植物学的分類、幾何学図形など、さまざまなアプローチで効率よくエッセンスを組み合わせることを学んでいきます。

 講義は専門的過ぎるところへは入らず、理解と実用性に重点を置きます。

 最新の遠隔教育システムを活用して、できるだけ多くの人に質の高い教育を提供していきます。

スターオブベツレヘム
スターオブベツレヘムの花(札幌)
スターオブベツレヘムの群生を観察する研修参加者たち

フラワーエッセンス療法講師の認定プログラム

 そして次に、良質な講師の数を増やすためのプログラムを、フラワーエッセンス療法科とは別途に設定すること。

(1)単にエッセンスの効用を暗記して教えるだけでなく、フラワーエッセンスとは何かを深いレベルで理解している。
(2)メーカーの枠を超えて、普遍性のある形でエッセンスの使い方を教えることができる。
(3)実際の植物との関わりにおいてフラワーエッセンスについて教えることができる。
(4)学び手が次のステップに成長していくための足場を作ることのできるような教え方ができる。
(5)人の心に関わることの責任と倫理について理解している。

 SHASはこのような教師に増えて欲しいと願っています。このための教師養成と認定の枠組みも準備中です。

学びの道すじ、アウトライン

(1)以下からスタート 

フラワーエッセンス基礎講座 I・II マテリアメディカ編(オンライン、22回)3.0単位

(2)中級レベル

・フラワーエッセンス中級「エッセンスの選び方と組み合わせ方」(オンライン、6回)0.5単位(前提条件=基礎講座 I、II を受講済み)

・フラワーエッセンス中級プラクティカム 選択と組み合わせの実習(オンライン)

フラワーメディスン講義(録音講座、30回)
 パート1 2.0単位
 パート2(パート1の受講が必要) 2.0単位
 パート3(パート1、2の受講が必要) 1.0単位

(3)オンラインクラスと平行して参加できる植物観察会・遠足

・SHAS 認定講師による植物観察会(東京・関西ほか各地で開催。詳細は各講師に問い合わせ)
・SHAS 主催の遠足も再開予定(2024年春以降)
(単位ではなく回数でカウント)

(4)形式にこだわらない人はマイペースでとりたい講座を(長く続いている人はこの形が多い)

(5)仕事として取り組んでいくのに足場が欲しい人は修了証コース

「フラワーエッセンス」修了証コース
SHASの講座を合計60単位以上(うち30単位以上がフラワーエッセンス関連。60単位=720授業時間相当)+植物観察会・遠足3回以上参加+小論文提出で修了証(専門課程からの「卒業」ではない) 

「フラワーエッセンス講師」修了証コース
SHASの講座を合計80単位以上(うち40単位以上がフラワーエッセンス関連。80単位=960授業時間相当)+植物観察会・遠足5回以上参加+論文と臨床レポート提出+プレゼンテーションまたは口頭試問で修了証(専門課程からの「卒業」ではない)

(6)深く学びたい人はフラワーエッセンス療法科へ(入学受付けに際して考査あり)。卒業にはSHASの講座を合計124単位以上+年12回の心理療法個人セッションまたは指定のフラワーエッセンス療法プラクティショナーによるセッションを4年+スーパーヴィジョン6回以上+臨床レポート3通+卒論。SHASによるプラクティショナー認定(専門課程フラワーエッセンス療法科からの正式の卒業)

(7)「フラワーエッセンス上級講師」修了証プログラム(専門課程から卒業後、追加の研修+口頭試問+卒論・プレゼンテーション)。SHASによるフラワーエッセンス療法講師認定

(8)セレモニーやシャーマニズム的なアプローチを含むフラワーメディスン実践の道に入りたい人は神学科へ(専門課程からの招待のみ)
 

講座・研修の実施予定

(1)現在、録音で受講できるWeb講座

(2)泊まりがけの集中研修(フラワーエッセンス作りの実習やエッセンスを用いたハンズオンを含む)

・2024年秋 フラワーメディスン集中研修

(3)2024年秋以降に実施を検討中

・SHAS主催の植物観察遠足(オンラインクラス受講者対象)
対面の講座/研修

サクラ
サクラの花
サクラの花のエッセンスを生成する

SHASでの学び方について

 受講済みのすべての講座や研修は、ディプロマ(修了証)コースの単位にカウントできます。同じ単位は専門課程に入学した場合、そのまま卒業に向けての単位にカウントできます。

 SHASで長期的に学んでいくつもりの人は、提出用に記録をとっておいてください。

 ディプロマ(修了証)を必要としない人、専門課程で学ぶ予定のない人は、自分に興味のある/役立つ/実用性のある講座を選んで、マイペースで勉強をすすめていくことができます。

フラワーエッセンス療法科(専門課程)

 SHASの理念と哲学のもとでじっくり深く学びたい。自分自身が人生の変容プロセスを経験し、他の人がそのような道を歩くのを助けることができるようになりたいと考える人のための道のりです。 

フラワーエッセンス療法科に申し込むには(新しい条件)

 「フラワーエッセンス修了証コース」を修了した後、オフィスまで問い合わせてください。入学に際しては考査があります。


 このページとサイト内の他のページの間で情報が異なる場合は、こちらが最新です。(2023年8月更新)

Web講座「フラワーメディスン入門」パート3(講義25)から、10分ほどのクリップです。

ハスの花

SHASでフラワーエッセンスを学ぶことと、フラワーエッセンス療法を仕事にすることについて触れている部分ですが、「召命(Calling)」という考え方は、ヒーリングにもそのまま当てはまります。

▼をクリックすると音声が始まります。