最近「オーラ」という言葉がなんだかあちこちで使われている。

少し前までは精神世界限定の、ちょっと怪しい響きの用語だったはずだ。

オーラという語がヒーリングの世界で使われるようになったのは20世紀前半だけれど、私の仕事分野でも、最近は「生体エネルギー場」「ヒューマンエネルギーフィールド(HEF)」「オーリックフィールド(オーラフィールド)」などと言い換えることが多い。

ある時、小学生の姪が「あの人はすごいオーラが出てるよね」言ったので、「お? この子は 実際にオーラ(エネルギーフィールド)を見てるのかな」と思いつつ「それ、どういう意味?」と訊いてみたところ、ごく普通に「いかにも大物の雰囲気」というような意味で使っているらしい。

こんなふうに「オーラ」という語がはやるのは、とてもおもしろい。

それは「大物」や「すごい人」の存在や力が、目に見えないけれどもその人をとりまいているパワーの強さ、大きさ(=エネルギーの器の大きさ)と関係していると、誰もが感じていることを示している。

日本語の表現の中には、エネルギーの視点から見てとても興味深いものがある。

「気」という語は、ヒーリングの分野で使う「エネルギー」とだいたい同じ意味だ。

宇宙に満ちているのが「気」「プラナ」「エネルギー」で、それが 人間の形をとる時には「ヒューマンエネルギーフィールド」「オーラ」と呼ばれる。

動物や植物を含めて、「バイオエネルギーフィー ルド」ということもある。

「気」という「語」をエネルギーと入れ替えてみると、「なるほど」と思える表現がたくさんある。

例えば「元気をもらう」。

もともと「元気」とは、「気(エネルギー)」が本来あるべき状態、健康で満たされた状態にあること。

だから「元気をもらう」というのは、エネルギーをもらって、自分を満たすことだ。

「元気のもらい方」には、実は二通りある。

一つは、直接相手のエネルギーフィールド(オーラ)から、エネルギーを受けとる形。

これは私たちの毎日の生活の中で絶えず起きている。

食べ物を食べるのは、生命エネルギーの視点からは、植物や動物から「エネルギー(気)」をもらうため。

人間関係の中でもエネルギーは交換される。

訓練されたハンズオン・ヒーラーは、自分の体を通して大地や自然のエネルギー(気、プラナ)を汲み上げ、クライアント(依頼者)の体に流す。

もう一つは、相手の存在や行為に刺激されたり共鳴して、自分の中のエネルギーの調節中枢(チャクラ)が活発に働き出し、大地や自然のエネルギーを取り入れる力が増加する形。

これも私たちの生活の中で起きるが、上の例ほど絶え間ないものではない。

例えば「勇気をもらった」と感じるのは、この例だ。

それは「勇気というエネルギー」を与えてもらったというよりも、相手の言葉や行動や生き方に感動して、自分のハート(第4チャクラ)が大きく開くことで、自分のハートとオーラがしっかり満たされたことを意味している。

ハートとオーラがエネルギーで満たされれば、自信も湧いてくるし、チャレンジに取り組んでみようという勇気も生まれる。

また、「心を込める」ことは単なる比喩でなくて、実際に自分のエネルギーをその物や行動の中に込めることだ。

考えてみよう。

自分はどんな時、どんな形で、他の生命やまわりの人たちからエネルギーをもらっているだろう。あるいはエネルギーを与えているだろう。

(『スピリット通信』2005年2月1日号(vol. 2))

メールマガジン「エネルギーの海:スピリット通信」(創刊号)

  • 私たちの体を流れ、包むエネルギー(ヒューマン・エネルギー・フィールド、オーラ)
  • エネルギーを感じることが健康への鍵

私たちの体を流れ、包むエネルギー

人の体は、絶えることなくまわりの世界からエネルギー(気)をとり入れている。とり入れられたエネルギーは、さまざまな通路を通って体を流れる。

エネルギーの流れる通路を中国では「経絡(けいらく)」、インドでは「ナディ」と呼ぶ。複数の通路が交差する場所が「つぼ」で、さらに多くの通路が集中する場所が「チャクラ」だ。だからチャクラはエネルギーの「中枢」と呼ばれ、人間が生きていく中で大切な働きをする。

小さなチャクラはひざやひじ、手首など、体中の関節に位置する。大きなチャクラは体の中心線に沿って7つ、位置している。チャクラにはエネルギーをとり入れる働きと送り出す働き、そして変容させる(一つの状態/周波数から別の周波数/状態へと変える)働きがある。チャクラも経絡も、人間のオーラ(ヒューマン・エネルギーフィールド)の一部だ。

オーラ(ヒューマン・エネルギーフィールド)は、人間の心(意識)と体をつなぐ媒体。心に起きた変化は、エネルギーを通して体に伝わる。体に起きた変化は、エネルギーを介して心に影響を与える。エネルギーの海の中で私たちの心と体は、絶えず変化している。

一人の人のエネルギーの全体を伝統的な表現で「オーラ」、最近の言葉では「生命フィールド」「ヒューマン・エネルギーフィールド」と呼ぶ。オーラとはつまり、一人の人の生命エネルギーの総和だ。

「オーラの大きな人」「カリスマ性の強い人」とは、生命エネルギーの総和の大きな人。自分より大きなオーラをもった相手に、人は本能的に憧れ、従う性質がある。

さまざまな現象や出来事、人間の行動の背後にエネルギーのパターンを見ることができると、世界の仕組みがわかりやすく、面白く見えてくる。そしてすべてのものが途切れ目なしにつながり、すべての生命は互いにエネルギーの見えない糸で織り合わされていることに気づく時、自分と世界を見る新しい、そしてより本当の視点が開けてくる。

目に見えない世界を見る

「目に見えない」オーラ(エネルギーフィールド)の世界は、私たちのまわりに広がっている。人はすべて生命エネルギー(気)の存在や流れ、強さについて感じる能力をもっている。「あの人はカリスマ」「オーラがすごい」と言われて、みなが「なるほど」とうなずくことができるのも、オーラの大きさを本能的に感じとる能力が働いているからだ。

今は先進国では、子供たちは肉体の五感を超える感覚に注意を払わないよう(というか、無視するよう)に教えられて育つので、大人になる頃までにはその回路が閉じられてしまう。それでも日本のように「場」「雰囲気」という空間のエネルギーの質を読むことを大切にする文化では、回路の一部は機能し続ける。

この回路が何かの理由で閉じないままに育つ人や、回路の特別な部分が事故や生命に関わる病気で突然開いてしまう人がいる。世間でいう霊能力者や透視能力者といった人たちだ。しかし「普通の人」でも、感覚の仕組みを知って根気よくとり組むなら、それを開き直すこと自体は決して難しくはない。それは本来、人間が健康に生きるための当たり前の機能だったのだから。

そして今、できるだけ多くの人がこの生命のエネルギーを感じる能力をとり戻すことが、必要とされている。

生きものの体は輝く生命エネルギー(オーラ)で包まれている。それは人間でも動物でも同じだ。健康で生き生きとしている時には、このエネルギーが明るく光に満ち、傷ついたり病気の時にはその光や色は弱くなる。自分自身や他の生命のエネルギーを体感的に感じることを忘れる時、私たちは生命の価値に鈍感になる。「生きること」がどういうことなのかがよくわからなくなっていく。そして自分自身の心と体を最良の状態に保つ力を失う。

生命エネルギーを自然に感じることができれば、たとえばスーパーの店先に並ぶ野菜の中で、生命力の高いものとそうでないものを見分けることができる。新鮮でも形が不揃いの野菜より、とにかく見栄えのいい野菜を買う人が多いのは、見た目の後ろにあるエネルギーそのものを感じ分ける力が鈍っているからだ。

生命力の高い野菜は、食べる人のオーラを充実させてくれる。エネルギーの充実度は、心と体の免疫機能とも深く関係している。

こんな時代だからこそ、見えない世界に感覚を開き、新しい視点から生きることが、私たちの抱える様々な問題や悩みへの答えを与えてくれるのだ。そのための知識や方法について、学んでいこう。

限られた肉体の枠を超えて感覚が自分の内と外に開く時、世界はずっと生き生きと見えてくる。


「エネルギーの海 スピリット通信」 第0号 2004年12月12日(Our Lady of Guadalupe Day)
編集執筆者 王由衣
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