2024年バリ島 アート・ヴィジョンクエスト「All My Relations(私とすべての生命たちとの関係)」 参加者の感想

 今年のバリ島リトリートの参加者から早々と届いている感想を紹介します。

 2011年から定期的に訪れてはリトリートを行なってきたバリ島ですが、コロナ禍の厳しい制限で長らく訪れることができず、やっとかなった再訪。ウブドの町自体にはさまざまな変化がありましたが、長年お世話になってきたアートセンターの様子に変わりはなく、とりまく自然の豊かさ、優しさも、スタッフの穏やかな笑顔、ほっとする手料理や細々とした配慮にも変わりなく。

 参加者にはアート・ヴィジョンクエストの枠組み通り、自分のニーズを大切に、マイペースで時間を使えってもらえるようにし、自由にのびのびと過ごしてもらいました。そのようなゆとりの中で、一人一人が「自分の手に導かれる」経験に自分を開き、そこから生まれてくる絵の力と表現の美しさ、何より一人一人が経験する創造的なプロセスそのもの。それはどれほど見ても飽きることがありません。
 


 


今も胸がいっぱいです。どうも有難うございました

由衣先生 こんにちは

 バリ島リトリートの感謝の気持ちをお伝えしたいと思い、メールさせていただきます。

 置いてきぼりになっていた自分の一部と再会できた旅となりました。

 閉じ込められていた感情が湧き上がって来た時、私は一人ではなく、私の周りには泣いている私をそっと優しく見守ってくれている自然がありました。優しい風、光、木、花、実、鳥や虫の鳴き声、川のせせらぎ、全てが無力な傷付いた私を優しく包んでくれました。生命たちが私を受け止めてくれました。それが、私にとっての「All My Relations」でした。

 また、自己に真摯に向き合い、開いて、そのピュアなエネルギーを乗せて描かれた絵には、描いた本人だけでなく、その絵を見た人をも癒すパワーがあることを身をもって学ぶことができました。

 バリ島という土地だけでなく、素直な自分でいられる、信頼していつでも帰って来られるコミュニティに出会えたことが、何よりも大きな財産となりました。

 ご飯が美味しいとか、ツリーハウスが素敵とか、小猿が可愛かったとか、挙げだしたらキリがなくなっちゃうのですが、日本に帰ってきた今も胸がいっぱいです。

 このような機会をいただきまして、どうも有難うございました。

 由衣先生という師に巡り会えたことは、この上ない幸運だと思っています。今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
 


自分という「円」を満たしていく経験

由衣先生

 この度はリトリートに参加させていただき、ありがとうございました。

 バリ島で日常を離れて自分と向き合う時間ということに惹かれ、正直なところ、絵は義務教育以来で苦手意識のある分野だったため、私の中で申込の動機として比重はあまり高くありませんでしたが(すみません)、実際に描き始めると楽しく、もっと描きたい、ずっと描きたいというほどあっという間に時が過ぎていきました。

 先生に、最初に円が自分と教えていただき、何で自分を埋めたいかと考えながら描きました。

 そもそも、あまり自分という器の中に収まっていないと感じてここまで歳を重ねてきていたため、まずはここからの人生は、今世の自分という器に入り、奥底にある本来の自分になるというイメージで描きました。

 外側は、これまでの自分として、たまたま逆から見た時に蝶のように見えたため、蝶の形をとりました。これまでのrelationを一切合切捨てたいという思いが近年あり、ちょっと無機質な表現にしようかと思ったのですが、意外にもそこもまたバリの豊かな自然と色で埋めることになりました。そのことに気づいた時、これまでの自分も切り捨てる必要はなく、全体としてこれからの私として統合すれば良いのだと思うことができました。

 帰りの空港までの道中、この7日間を経て、バリの街並みを眺めていると、光と花と祈りに満ちた本当に豊かな土地だなぁと心から感じました。

 バリには、光と闇があるとのことでした。今回の時間だけでは、光の面の一角しか感じることはできませんでしたが、奥深さは感じられました。

 これまで由衣先生が築いてこられた現地の方々との関係、作り上げられた場の中で、自分のことだけを考え、向き合い、集中できる時間を過ごさせていただき、本当にありがとうございました。
 


前回と今回のリトリートで取り組んだ絵がつながり、新たな気づきに

由衣先生

 バリでのリトリート、ありがとうございました。

 飛行機の中では、バリで経験したことや、皆さんとの会話の中で心に残ったことを思い出しながら、帰路につきました。

 帰宅して、絵の続き(主に色をつけること)に取り組み、その途中で前回の絵を眺めたりしていたところ、普段はモノクロの世界で生活している自分が、なぜか色彩豊かな絵を描いていることが不思議に思えてきました。

 そして、飛行機の中で思い返した言葉や、前回と今回で取り組んだ絵がつながり、新たな気づきを得て、とても驚きました。

 色を塗り始めた時に思うのは、これは大変な作業になるぞ…ということで、楽しくもありますが、なかなかにエネルギーを使うため、色を塗り終わった時にはヘトヘトになります(東京に戻ってから取り組んでいることもあり)。ですが、完成した絵を見ると、エネルギーがもらえる感じがしますし、この絵を描けたことをとても嬉しく思います。

 これから、これらの絵に導かれながら、自分との取り組みを進めていきます。

 貴重な時間をくださり、ありがとうございました。