(2022年9月更新)
School of Healing Arts and Sciences の目指すプラクティショナー
・一般社会の中で、現実的な形で人々の手助けができる
・心と体の両面で、人が健康とバランスを取り戻す手助けができる
・健康の回復に実用的な効果を引き出し、補完医療のレベルで働くことができる
・基本的に健康な人が、いっそう充実した人生を歩むための成長と統合をサポートできる
School of Healing Arts and Sciences の教育の特徴
・レベルの高い長期教育
・一人一人の個性と状況に合わせて学びの道のりを設定
医療と統合エネルギー療法
訓練された統合エネルギー療法のプラクティショナーは、依頼者(クライアント)の生命エネルギー場(ヒューマンエネルギーフィールド、HEF)に働きかけ、病気や怪我からの回復が速やかでスムーズなものになるようサポートします。
SHASの統合エネルギー療法は、専門的プラクティショナーのレベルで実践されるハンズオンヒーリングです。統合エネルギー療法は、ヒューマンエネルギーフィールド(HEF)を介して、心と体の癒える力を高め、病気や怪我からの回復を促す療法です。
西洋にはもともと「laying-on-of-hands(手当てによる癒し)」の伝統がありますが、アメリカでこの伝統を科学的なアプローチと組み合わせて発展させたのが、補完医療としてのハンズオンヒーリングです。
現状、日本では「ヒーリング」という名称が、欧米の補完医療分野で用いられるのと大幅に異なる意味で使われるようになっており、 School of Healing Arts and Sciencesでは、依頼者や医療関係者とのよりよいインターフェイスを意図して「統合エネルギー療法」(Integrative Energy Therapy)の名称を用いています。
SHASの「統合エネルギー療法」は、補完医療のレベルで行われるハンズオン・ヒーリングです。
欧米の補完医療で実用化されているHands-on Healing(ハンズオン・ヒーリング)は、単なるリラクセーションを超えた具体的な効果をもたらすものです。
統合エネルギー療法では、肉体を包み、それを超えて存在する「場」として、ヒューマンエネルギーフィールド(HEF、生命エネルギー場)を考えます。このフィールドは、私たちの心と肉体の状態や健康度をそのまま反映し、また心と体の関わりを媒介するものです。
最新の統合医療(通常医療と補完医療を組み合わせた医療のアプローチ)が提唱するように、心の状態は肉体の健康に影響を与え、肉体の健康は心のあり方に影響を与えます。
古い歴史のある東洋医学でも、「気」(エネルギー)のバランスが心身の健康の土台であり、病気は肉体に現われる前に「気」のバランスの乱れとして現われることが理解されてきました。
統合エネルギー療法では、この心と体の関わりを媒介するヒューマン・エネルギーフィールドに、以下のような手法で直接働きかけることで、心と体が本来あるべき健全な状態を取り戻すのを助けます。
ヒューマンエネルギーフィールド(生命エネルギー)を全体的にチャージして充実させる
複数の周波数帯域に存在するエネルギーフィールド(エネルギー体)のそれぞれに適切に働きかけて、バランス、チャージ、クリア、リストラクチャリングを行う
具体的なエネルギーの滞り(ブロック)をはずして流れを促す
エネルギーフィールドに存在する具体的な構造(チャクラやエネルギーのライン、チャクラコード)に直接働きかけて、機能を高めたり修復する
エネルギーフィールドに直接働きかけるため、統合エネルギー療法では、しばしば他の療法では可能ではない形で効果を引き出すことができます。
複数のエネルギーフィールドを具体的に知覚し、直接作業を行うために専門的な訓練を受けたハンズオンヒーラー/統合エネルギー療法のプラクティショナーは、ヒューマンエネルギーフィールドを介して健康の維持と回復の手助けをする専門家です。
School of Healing Arts and Sciencesの統合エネルギー療法科では、肉体に働きかけ、医療を補完的な形でサポートできる療法技術と、心を含めた「その人」まるごとをより全体的な形でサポートする統合的な体系の両面から統合的に療法を学びます。
補完医療としての統合エネルギー療法
1970年代、ヴァレリー・ハント博士によるUCLAでの研究を皮切りに、近代ハンズオン・ヒーリングの確立者の一人であるロザリン・ブリエール 博士は、エンジニアとしての教育背景を生かし、複数の癒しの伝統と知識を統合し、実際の臨床に生かせる体系として世に出しました。
博士は現在、世界中で使用されている「(エネルギー)キレーション」と呼ばれるテクニックの創始者であり、NASAの気象物理学者出身のヒーラーとして日本でも知られているバーバラ・ブレナン博士も、ブリエール博士からハンズオンヒーリングを学びました。
ブリエール博士は、米国国立衛生研究所「近代代替医学発案委員会」発足当時から顧問を務め、ハンズオンヒーリングと医学の仲立ちをし、補完医療の一環として推し進めてゆくために、病院や大学付属研究室での臨床研究に関わってきました。
現在はジョンズ・ホプキンス医大付属ケネディ・クリーガー・インスティテュート(脳の外傷性障害や自閉症を含む発育障害のある子供たちの治療、臨床研究と専門家の継続教育で国際的に知られる医療機関)や シカゴ子供記念病院での臨床研究に参加し、またアリゾナ州立大医学部の統合医学プログラム、タイ・ソフィア・インスティテュートの応用ヒーリング修士課程 などで教鞭をとっています。
ケネディ・クリーガー・インスティテュートのサイトから、ブリエール博士の協力で行われたリサーチ「子供の自閉症と脳の外傷に対するエネルギー・ヒーリングの効果」についての報告
「代替医療ではなく補完医療」というブリエール博士の言葉は、近代医学の主要な役割を認め、その上で、それをさらにエネルギーの視点と、クライアントの心と魂のケアの面から補うのが近代ハンズオンヒーリングの役割という考えを表現しています。
School of Healing Arts and Scicensesでは、伝統的なアルケミーの思想を柱に自然と人間の関係を重視しつつ、ブリエール博士の教えを汲み、地に足の着いた実用的な形で補完医療としてのハンズオンヒーリング(統合エネルギー療法)を教えています。
人間としての成長のプロセスと統合エネルギー療法
現代においては、心と体を癒すためのさまざまな療法があります。肉体のためには通常の西洋医療から鍼灸や漢方のような東洋の伝統医療、そして各種の補完療法や代替療法。心のためには心理療法などです。
これらの専門分野と比べて、School of Healing Arts and Sciencesの統合エネルギー療法を特徴づけるのは、プラクティショナーの手から流れるエネルギーを用い、人間のエネルギーフィールドに直接、働きかける点です。
School of Healing Arts and Sciencesでは、 古くからの伝統に基づき、人間を「心と体」=「肉体・感情・思考・精神の4領域」からなる存在として捉え、そのすべてが生きた形でバランスされ、またそれ ぞれの領域が互いにバランスのとれた状態にあることが健康の定義であると考えます。
この原理について理解し、エネルギーの流れやフィールドの状態を知覚し、制御できるプラクティショナーは、エネルギーのチャージや共振作用を通して、心と体をつなぐ媒体であるヒューマンエネルギーフィールド(HEF)に直接、働きかけます。
そして依頼者が肉体の健康を取り戻すだけでなく、より全体的な形で「自分とは誰か」を経験し、病気や怪我からの回復を超えて成長し、癒しの過程を自己進化につなげていくのを助け、支えます。
エネルギーを用いるセラピーにもさまざまな流派やスクールがあり、それぞれの流派やスクールで異なる視点や取り組みが強調されます。
School of Healing Arts and Sciencesでは、精神的アルケミーとヘルメス学派の伝統に基づいて、人間を「宇宙・自然の切り離しがたい一部」として受けとめ、癒しと成長の道すじにおいても、「内宇宙(自己)と外宇宙(大自然)の対応」の考え方と、宇宙・自然との関係性・絆(きずな)を重視します。
これは伝統的な教えから来るものです。
自然との関係を重視するということは、実際面では、自然や生命に畏敬と愛情をもって関り、自分自身、そこから恵みや助けを受けとる。同時に自分に可能な形で他の生命に与え、手を差し伸べる。このような形で自然およびそこにある生命と関わり、生き、 働いていくことを意味します。
療法の方法論自体においても、つねに宇宙・大自然の恵みと助けを背景に実践を行っていきます。
ハンズオン・ヒーリングと統合エネルギー療法についてもっと理解するために
・ロザリン・L・ブリエール『光の輪』
・バーバラ・アン・ブレナン『光の手(上)』『光の手(下)』『癒しの光(上)』『癒しの光(下)』
・ドロレス・クリーガー 『セラピューティック・タッチ』 『セラピューティック・タッチの技法』
・リン・マクタガート 『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』『意志のサイエンス』
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School of Healing Arts and Sciences の目指すもの
日本では「ヒーラー」「ヒーリング」の定義ははっきりと確立されていません。週末セミナーで学んだだけの人も、長期の教育と訓練を経ている人も一緒くたにされているのが現状で、教育や訓練のレベル、仕事の内容にも大きな違いがあります。
最近ではむしろ、欧米の補完医療の現場での理解とはかけ離れたものが「ヒーリング」「スピリチュアル・ヒーリング」と呼ばれることが多くなっています。
この現状を鑑み、卒業生やインターンの仕事を正しく理解、評価してもらうため、また依頼者や医療関係者とのよりよいインターフェイスを築くため、School of Healing Arts and Sciencesでは「統合エネルギー療法」という名称を用いています。
SHASの「統合エネルギー療法」は、補完医療のレベルで行われるハンズオンヒーリングです。
School of Healing Arts and Sciences では、エネルギー療法が社会的に受け入れられ、プラクティショナーがその役割を果たすことができるために、以下のようなことが必要だと考えます。
(1)プラクティショナーは、基本的な医学、病理学、解剖生理学の知識を身につけていること。それによって、依頼者(クライアント)や、医療や心理など他分野の専門家や治療家にも理解できる言葉で、自分の観察と分析内容、セッションの内容などについて説明できること。
(2)プラクティショナーは、チーム医療について理解し、他分野の専門家と相談、協力できる姿勢、技術と能力、常識と配慮を身につけていること。
(3)プラクティショナーは、自分の仕事を客観的に評価されることを恐れない(むしろ望む)オープンな姿勢と、代替・補完医療にオープンな姿勢の第三者によって評価可能な、実際的な結果を出せる技術や能力を身につけていること。
(4)プラクティショナーは社会的常識をわきまえ、大人の社会人として機能できる人柄と倫理性を持ち合わせ、それをエネルギー療法の知識、理解、技術と組み合わせることができること。
(5)プラクティショナーは自らの仕事の倫理と法的制約を理解し、その範囲でベストを尽くし、また必要に応じてクライアントを他の専門家に送る判断力を有すること。法的に許されていないことを行ったり、自分が適切な訓練を受けていない治療等を行わないこと。(例 医師でないのに医学的診断名を与えるなど)
(6)プラクティショナーは自分の仕事を「密室」にせず、スーパーヴァイザー(監督役)からのスーパーヴィジョンや同僚間のグループスーパーヴィジョンなどを通して、つねに自分の仕事に客観性をもたせる努力をすること。
このようなヴィジョンに基づき、次のようなゴールを念頭に、プラクティショナーの教育、訓練を行っています。
・一般社会の中で、現実的な形で人々の手助けができるプラクティショナー
・チームの一員として働ける柔軟性と協調性、医療や心理など他分野の専門家と協力して働ける基本的な知識を有し、依頼者の統合的なサポートチームのメンバーとして働けるプラクティショナー
・社会の中でもっともサポートが必要とされるところに、自分にできる形で手を差し伸べることのできるプラクティショナー
・自分自身が、肉体・感情・思考・精神の4領域で癒しと成長の道のりを歩み続けることで、自分自身の経験を土台に、他の人が健康とバランスを取り戻す手助けができるプラクティショナー
School of Healing Arts and Sciences のトレーニングの特徴
・レベルの高い長期教育
・一人一人の個性とニーズに合わせて道のりを設定
School of Healing Arts and Sciences では、欧米のヒーリング専門校(カレッジ)で教職経験があり、実際の臨床経験も豊富な教師による、レベルの高い専門教育を、柔軟で自由度の高い形で提供しています。
・卒業条件(単位の取得にかける必要のある時間と努力、必要単位数、卒業論文など)は、欧米のヒーリング専門カレッジの水準です。
・卒業までの期間は専門課程入学後、6年から9年程度ですが、特定の年限はなく、各自が勉強にかけられる時間、経済状況などに応じて自分で受講するクラスを選び、単位を集め、卒業条件を満たしていくことができます。
・授業は集中研修、専門クラス、クラス内臨床実習/クリニック、Webスクーリング、自宅学習(講読、実習、レポート)からなり、地方の方でも学んでいけます。
・在籍条件を満たす限り、卒業までには必要なだけ年数をかけることができます。
・クラスや研修、リトリートの多くは子供同伴でも参加でき、子育てをしながらの在籍、勉強も可能です。
・トレーニングの運営と在籍管理を、大人としての学生の自主性、責任感、自己規律に頼り、運営のあらゆる面で効率化を図ることで、経費を削減し、学費を抑える工夫がされています。
・受講するクラスは自分で選び、出る分だけ受講費を支払っていくので、各自の経済状況に応じて自己管理が可能です。
・臨床実習やスーパーヴィジョンでは、個人的で実践的な指導が行われます。療法の理論や技術を学ぶだけでなく、生きた形で身につけていきます。
・心身を鍛え磨き、専門知識と技術の伝承・伝達・研究を行う場として、古典的な意味での「スクール」です。同時に、興味と志を同じくする人々の安定したコミュニティとしても、学生や卒業生を支えます。
School of Healing Arts and Sciencesの専門課程で学ぶのに向いている人
・自己規律がある
・本を読んだり勉強をすることが好き。自分を磨き、伸ばしていくことが楽しいと思う
・基本的な社会性がある(コミュニティやチームの一員として働ける)
・自分を成長させ、また社会の役に立つためならば、自分のやりたくないことにも向かい合うことができる
・ヒーラー、プラクティショナーとしての仕事を「専門的な技術、知識、取り組みの姿勢が必要なプロフェッショナルな仕事」であると同時に、「精神的な道のり」であり、「社会に対する奉仕」として見ることができる
プラクティショナーを探す
統合エネルギー療法科
古(いにしえ)の伝統につながるエネルギー療法と近代ハンズオンヒーリングの理論と技術を、精神性と科学性、哲学と実践、歴史と現状のそれぞれ両面から総合的に学んでいきます。
卒業するためには、しっかりとした自己規律と明確なコミットメントが必要とされます。卒業までに必要な実授業時間は、学生の背景と素養により、オープンスクールと専門課程のクラスを合わせて、実授業時間にして1200〜1500時間です。
学びには以下が含まれますが、これらのみに限られません。
・人間のエネルギーフィールド(HEF)とチャクラの構造と機能についての体系的、実用的な理解
・エネルギーフィールドの知覚と制御能力の習得
・ハンズオンヒーリング/統合エネルギー療法の理論と技術(基礎、実用、応用)
・ハンズオンヒーラーのための解剖生理学・病理学
・広い視点から見た人間存在と健康・病気についての理解
・統合エネルギー療法を学び実践していく上での支えとなる精神的姿勢
・統合エネルギー療法を仕事として行っていくための実際的知識
・自分自身の個性や能力に合わせて療法のスタイルやアプローチを形作る
・自分の専門分野と統合エネルギー療法の方法論を統合する
・倫理と心構え
クラス内臨床実習/クリニックでは、教師の指導やアドバイスを受けながら、実践的な形で施術に取り組みます。
学習ペースの設定は、各自の時間や経済面でのニーズなどに合わせて学生自身が行います。
外的な枠組みに依存するのではなく、自己実現の設計図を自分の手で描き、自分の学習進度に責任を持ちながら必要なステップを実行し、その過程で遭遇する障害を乗り越えていく強さ、柔軟性、忍耐力、自己規律が身につきます。専門課程での学び自体が、高いレベルの自己成長と自己実現の道すじとなります。
入学手続き
入学までの流れは「道案内」ページを参照
受講費
(2022年度)
・年間(4月〜翌年3月)の在籍費3万円
・クラス1日につき13,000円(年間何日クラスに出るかは各自で選択)
・集中研修やリトリート、オンラインクラスは個別に設定(各ページを参照)
(2023年度から)
・年間(4月〜翌年3月)の在籍費3万円
・クラス1日につき14,000円
在籍条件
・前提条件を満たした上での課程への受付け
・年間の在籍料を毎年4月1日までに納入
・講座や研修の定期受講(年に2回以上)
・定期の心理療法セッション(1年の合計18回以上。記録を取っておき、毎年4月1日に提出。入学より在籍の5年目まで)
・毎年4月1日、および合計単位がそれぞれ進級レベルに達した時点で、履修単位表のコピーを提出。履修内容のバランスをチェック後、必要があればアドバイスを通知。学生の履修内容の習得度と合わせ、卒業のために最低限の履修時間数を越えて追加の研修が必要と判断される場合にはその旨と、どのような面で追加の研修が勧められるかを指導
これらの条件が満たされている限り、卒業までには必要なだけ時間をかけることができます。
卒業条件
・卒業に必要な単位を満たすこと(必須単位などの詳細は『在籍の手引き』として配布。目安は実授業時間にして1200時間以上。臨床レポート10通の提出を含む)
・卒業までに心理療法の個人セッションを90回以上、ロルフィングの10セッションを受け終えていること
・卒業論文または卒業プロジェクトを完了すること。プロジェクトの内容は卒業条件が揃ってきた時点で相談
単位制度
1日の実授業時間6時間のクラスは「6時間」、それが2日なら「12時間」と数えます。12時間=1単位、卒業に必要な単位は124単位です。
クラス外実習として行うハンズオンヒーリングの練習セッションについては、記録(カルテ)をとることを励行してもらいます。練習セッション30回ごとに臨床レポートを1通書いて提出します。
インターンレベルに上がるためには、必要な単位数を修得し、プラクティショナーとして一定の技術レベルと成熟度に達し、ヒーリングを仕事としていくための明晰さと倫理性を確立していると認められることが必要です。
インターンレベルに達した学生は卒業論文プロジェクトの計画を立て、アウトラインを提出。許可が出次第、プロジェクトを進めます。
心理療法セッション
専門課程の在籍者には、定期の心理療法セッションが義務づけられています(在籍の5年目まで)。心理療法は在籍継続の条件で、毎年度末にセッション記録を提出します。
定期で心理療法を受けることには以下の理由があります。
(1)感情面での癒しを進めることで、エネルギーの制御について学ぶ過程をよりスムーズなものにする。
(2)自分自身が長期の心理的な個人セッションを経験することで、ヒーリング関係を通して依頼者との間に起きる心理的な現象(感情の転移や投影)について自分自身の経験を通して理解し、より倫理的な形で取り組めるようにする。
以下は、School of Healing Arts and Sciencesの専門課程への入学に際して同意していただくことが必要な誓約です。
入学のための誓約
1. 私は、人間の本質が善なるものであり、自分を含むすべての人間はその内に神性を宿していることを認め、受け入れます。
2. 私は、自己の内に宿るこの神性と創造力を自己のものとして受け入れ、自分自身と人生のあらゆるレベルに、最大限、それを形をとらせるよう努めます。
3. そのために必要とされる自己の癒しに、内面と外面の両方において、慈愛と責任を持って取り組みます。自らが切り離しがたく自然と宇宙の一部であり、自己の肉体・思考・感情もまた分かちがたく他の生命や環境と結びついており、それらに影響を与えること、自己を癒すことは同時に他者とまわりの世界を癒すことであると認めます。
4. 人生の経験はすべて学びの機会として、より大きな自己から与えられるものであることを受け入れ、他者や外的環境に責任を転嫁せず、人生のあらゆる出来事に自由意志と責任を持って取り組むことに同意します。
5. この道程を歩むことで得られるあらゆる力を、自らと他のすべての生命の最善となるよう、普遍的倫理に基づいて使うこと、および自己の言動とその結果に責任を持つことを誓います。また自己の動機を絶え間なく内省し、自らの歩む道を正し続けることに同意します。
6. この道程をともに歩む仲間・同僚・友人に、慈愛と正直さをもって接することを誓います。
7. 教師・リーダー・先輩は教え導くための存在であり、無条件に判断を預けたり依存するためにいるのではないこと、すべての選択、判断、行動の最終権限と責任は自分自身にあることを受け入れます。
8. 私は、自分自身の神聖な生命としての価値を信じ、同じ価値を他者、他生命の内にも認め、この価値観から、自己の行動・思考・言語および生活を律し、自己の存在と生活のあらゆる面が、生命への畏敬と、生命に本質的な愛であふれるものとなるよう、努め続けることを誓います。