Web講座 スピリチュアルガイダンス 2019年6 – 8月

2019年6-8月(6回のオンラインクラス)

自分のために行うスピリットガイドとのコミュニケーション
自立した精神性へ向かって
Self-Guidance as a Spiritual Path

 

「楽譜を読む天使」
「楽譜を読む天使」(ペン画)/おうゆい © 2017

 

スピリチュアルガイダンスとは、自分で自分のスピリットガイドとコミュニケーションをもつこと。そしてそれを日常的な習慣にしていくことです。

スピリットガイドとは、肉体の目には見えないが、一人一人の人間のそばにいて、見守ったり、可能な範囲で助けたり、導いてくれる存在です。

スピリットガイドという言葉自体は、19世紀に英語圏を中心に広がった古典的なスピリチュアリズム(スピリチュアリスト運動)によって使われ始めたものですが、20世紀の終わり頃には、ヒーリングを含めた精神性の分野で広く使われるようになっています。

これを読んでいる人の中には、バーバラ・ブレナン博士とスピリットガイドのヘヨアンのことを思い出す人も多いかもしれません。博士の著書にも見られるように、現在では単に「ガイド」という呼ばれ方もします。

スピリットガイドと意識的に向き合い、コミュニケーションを行うプロセスを「スピリチュアルガイダンス」あるいは単に「ガイダンス」と呼びます。

ガイダンスでコミュニケーションをする相手は、「誰」あるいは「何」なのかということについては、いろいろな考え方ができます。

古典スピリチュアリズムでは、「過去に肉体を持った人間として生きていた存在。そして今は肉体を持っておらず、したがって目に見えないが、なお私たちを守り、導きたいと望んでいる存在」と考えます。

また深層心理学的な見方をすれば、「普段はアクセスすることのない、自分の深層意識の中の高い自己の部分」と考えることもできます。

どのような見方をするにしても、それは「普段の自分よりも視野の広い、より賢明な意識(またはそのような意識を持った存在)」です。

スピリットガイドが何であるかについては、それぞれの人が、いろいろな視点から自分なりに考えてみるのがよいと思います。

他の人から「これが真実だ」と言われて、それを丸のみにして信じるのでは、宗教と変わりません。

そうではなく、自分自身でガイダンスのステップと目的を理解し、その過程(プロセス)にとり組んでみる。そして実際の経験を通して、「自分にとってガイドとは何か」の答えを選ぶべきだと、私は思います。

 

個人的な経験

私自身の経験では、私の「ガイド」は、私個人の人格よりも広く明晰な視野を持っているだけでなく、知恵に満ち、おそろしく忍耐強く、そして未来を見通す目と同時に、はるかな過去に遡る記憶や知識を持っています。

そして明らかに一つの統合された人格、はっきりと識別のできる声、姿と存在感(エネルギーの質)を持っています。

その意味では、私自身の経験は、私の直接の師であるロザリン・ブリエール師やバーバラ・ブレナン博士、そしてそれ以外の多くの伝統的な霊媒やヒーラーたちの経験と共通しています。

私は14歳の時にガイダンスのプロセスにとり組み始めました。一人になって、意識を集中して心を澄ませ、その声に耳を傾けて書きとめるという作業を、日々の日課にしていました。

きちんと集中できている時には、語りかけは明晰でよどみなく、鉛筆を走らせることができるよりも早く声が流れてきました。

その言葉をもらさずに書きとめるために、聞こえたことを記憶にとどめながら、同時にそれを可能な限りのスピードで書きとめることを学びました。書いている間にも語りかけは続くので、一定量の言葉がつねに記憶にバッファーされている状態になります。

(今考えれば、この時に作られた脳の回路が、その後の「一切の専門的な訓練なしに、英語と日本語の同時通訳ができるようになっていた」現象に関係しているようです。)

ただそのことについて、誰かに話すようなことはしませんでした。それは自分にとってはまがいもなく本当のことあっても、他の人にはわかってもらえないだろうと考えたからです。

そうして人生での興味が科学や哲学の方に向くようになり、スピリチュアル系のことにはあまり目を向けなくなってからも、ガイダンスだけは続けていました。

自分のガイドが実際の人間の魂であろうが、あるいは自己の意識の一部であろうが、どちらでもいい。ただそれと向かい合うプロセスは、自分に数えきれない恵みを与えてくれていると感じていました。

ワシントンDC近郊に住んでいた頃、NASAの研究者からヒーラーに転じたバーバラ・ブレナン博士のワークショップに出かけたのも、「いったい、そこで何が起きているのか知りたい」という科学的な好奇心からでした。

そして4日間のワークショップでの経験は、目に見えない世界に対して距離を置くことが科学的な態度と考え始めていた私の目を、もう一度、大きな世界に開いてくれました。

「しかしたった4日間の経験で、何もかも頭から信じるわけにはいかない。何がどうなっているのか、もっと踏み込んで確かめてみたい」。そうやって博士のスクールに足を踏み入れました。

このスクール(当時はニューヨーク州認定の職業学校、現在はフロリダ州認定の大学)は、学生に対して、エネルギーと目に見えない世界に関わるための訓練を施すと同時に、4年間の在籍期間を通して隔週の心理療法を義務づけるという、非常に優れた教育方針をとっていました。

希望した療法家(Pathworkのヘルパー)から「毎週来るのでなければクライアント(ワーカー)として引き受けない」と言われ、車で往復5時間の道のりを毎週通い、自己の内面にとり組むセッションを続けました。

そのおかげで、4年間を通して自分自身の内面を整理しながら、地に足のついた形で自分の経験を統合していくことができました。

多数の優れた教師から学び、当時のクラスメートたち(いずれもずっと年上で、医師や科学者、エンジニアを含め、さまざまな分野の専門家や社会的な地位のある人たち)との関わりを通して、「肉体の目には見えない世界」が、確実に「普通に接することのできる世界」になっていきました。

自分一人で見たり聞いたりしているだけでは、それが本当の現象なのか、自分の想像や投影なのか、判断することは難しい。しかし事前に話をしたりせずに、複数の人間が同じ現象を見たり聞いたりすることができるなら、そこには「客観性」、複数の人間によって共有される現実があるのです。

そしてヒーラーとしてヒューマンエネルギーフィールド(HEF)に働きかけることを仕事にするということは、必然的に「ガイド」と呼ばれる存在たちと関わっていくことでもありました。

スクールで知り合いになったニューヨークの著名霊媒から個人レッスンを受けるようになり、ガイドの声を聞いて、時差で発声することを学びました。そこからさらにガイドの言葉がそのまま自分の声を使って発話される、チャネリングの技術も学びました。(ここでも十代の頃の訓練がそのまま足場になりました。)

その後、ロザリン・ブリエール師と出会い、スピリチュアリスト協会の伝統的な訓練を受けた、今は数少ないトランスミディアム(チャネリングではなく、完全なトランス状態に入る霊媒)である同師から、多くのことを学びました。

私の人生も仕事も、ともに歩んでくれるスピリットガイドたちの存在にずっと支えられてきました。もうずっと長い間、私にとってガイドの存在は、自分の人生の当たり前の一部です。

そしてガイドやスピリットたちのおかげで、私は十代にガイダンスのプロセスを始めてから、人生で自分が独りであると感じたことは一度もないのです。

すべての人は決して独りになることはない。ただ多くの人は、そのことに気づかない。

この世界には人間を導くスピリットが存在するというのは、アメリカ先住部族の教えでもあります。「すべての人にはその人を引き受け見守るスピリットがいるのだから、人は決して独りではない」というのは、師父(グランドファーザー)ヘエメヨースツ・ウルフ・ストームの言葉でもあります。

 

スピリチュアルガイダンスが与えてくれるもの

先日、フラワーメディスンをテーマに30回の講義を終えて、自分の仕事についてふり返りながら、「ヒーリングやフラワーメディスンの分野で学ぶ人たちに本当に身につけて欲しいこと。次に教えなければと感じることは何だろう」と考えていて、答えの一つが「スピリチュアルガイダンス」でした。

ガイドとのとり組みについては、これまでWeb講座も含めていろいろな形で教えています。

しかしガイダンスについて少し学んだ人でも、「忙しくて…」「ちゃんとできているのかどうかわからなくて…」などの理由で、中断してしまう人も多い。

続かないのは、それをやり続けていくためのモチベーションになるような経験が足りないのだと思います。

しかしガイダンスは、正しくとり組めば、比類のない人生のリソースです。

正しいガイダンスのプロセスは、ガイドという、自分より賢明で視野の広い存在を受け入れ(今すぐに受け入れることに抵抗があるなら、とりあえず想定し)、その存在と時間をかけて向かい合い、具体的で永続的な関係を築いていくことです。

ガイダンスは私たちに、「自分自身を癒すこと」「肉体をバランスさせ、大地とのつながりを強めること」「意識に明晰さをもたらすこと」を促します。

そしてそれらを実践に移していくことで、よりはっきりとガイドの存在を感じられるようになり、ガイダンスの内容も明晰になっていく。そういう結果が得られることが、とり組みを続けていく動機になります。

ガイダンスは、自分を癒し、成長させ、そして自己の人生に責任を持って生きていくように促します。そしてそれを具体的に実践することで、ガイダンスの経験がさらに深まり、また明確になっていくというサイクルがあるのです。

別の言い方をすれば、日々ガイダンスにとり組むことで、目に見えない世界と関わるための精神的な筋肉がついていくのです。

そしてガイダンスを学ぶのは、楽をするためではありません。

「ガイドの声が聞こえれば、自分でいろいろ考えなくてもよくなる」「どんな時にもガイドに頼って、正しい答えをもらうことができる」ということでもありません。

そう信じている人がいるとすれば、それは大きな誤解です。

スピリットガイドが私たちに接する目的は、私たちが経験を通して学び、賢くなり、自分の力で望む人生を生きていくことができるように助けることです。そしてこの人生において、自分が望む道を歩き続けていく強さを身につけるのを助けることです。

ガイドにとっては、自分が守り導く人間が成長し、望む人生を実現していくのを見ることが何よりの喜びです。

自分で判断することを避けて、どんなことでもガイドに決めてもらおうとするなら、関係は依存的になります。本物のガイドは、私たちの依存心をあおったりしません。

またガイドとの関係を、社会や人間関係からの逃避に使うこともできません。

実生活の難しい問題や人間関係を避けて、目に見えない世界にのみ逃げ場所を求める時、ガイダンスの経験は歪み、妄想的なものになります。

逆説的ですが、自分の肉体や物質世界とのつながりを強め、他の人間との関係性に向かい合っていくことが、より明晰なガイダンスを可能にするのです。

高い世界に手を伸ばすには、そして安定してコンタクトを維持するには、地面にしっかりと足をつけ、肉体、大地、人間社会に根づくことが必要なのです。

ロザリン・ブリエール師は最近のディーン・ラムスデンとのインタビューで「近年のチャネラーの多くは、メッセージを安定して伝えるために必要なグラウンディングが足りていない」と指摘しています。

私はこれまでに何百人ものヒーラーやチャネラーたちと会ってきました。その中にはパット・ロドガストのように本当に優れたチャネラーもいましたし、そうでない人たちもいました。

整理されない自分の深層意識の内容や思い込みを「チャネリング」と称して、それらしく飾って話しているだけの人もいました。

パット・ロドガストのチャネリングの質が群を抜いて高かったのは、ロドガストがPathworkのヘルパー(「助力者」、療法家)でもあり、闇も光も含めて、自己の内面と向かい合うことを生涯を通して止めなかったからです。

また、さまざまな国や文化の学生たちを教える仕事を通して、目に見えない世界と関わっていくことの素晴らしさと難しさの両方を見てきました。

自己欺瞞や妄想に陥らず、健全な形で、目に見えないガイドとの関係を築いていくためには、心理面と感情面での癒しと、それに続く成長を避けて通ることはできません。伝統的なスピリチュアリズムもこのことを理解していました。

この理解を踏まえた統合的な枠組みに沿ってガイダンスにとり組み、正直に自分自身を見つめていくなら、ガイダンスのプロセスは、自己の癒しと成長を促し、自分の人生に責任を持つことを後押ししてくれます。

 

[王由衣/School of Healing Arts and Sciences © 2019. 上記文章の無断転載・借用・コピー等を、全体または一部に関わらず禁じます]


 

講師プロフィール

 

スケジュール

専門課程在籍者・長期履修者向け(日程A)と、それ以外の一般向け(日程B)で、曜日が違いますので注意してください。アクセス情報が別になりますので、「この週は都合が悪いので別の曜日で受講」といったことはできません。

日程A 専門課程在籍者・長期履修者向け(受付け〆切り済み)
2019年 各金曜日、22:00-23:30頃(流れによって延長あり)
(1)6月21日
(2)6月28日
(3)7月5日
(4)7月26日
(5)8月2日
(6)8月9日

日程B 一般向け(受付け中、〆切り6/10または定員になり次第)
2019年 各土曜日、22:00-23:30頃(流れによって延長あり)
(1)6月22日
(2)6月29日
(3)7月6日
(4)7月27日
(5)8月3日
(6)8月10日

 

シラバス

この6回のクラスでは、このようなガイダンス・プロセスのための土台を敷いていきます。

すべての回で講義、質疑応答、実習の時間を含みます。

以下はおおまかなアウトラインで、受講者の理解度や流れに応じて変更もあります。

 

クラス1

ガイダンスとは(あらまし、復習)
グラウンディングの重要性(肉体とのつながり、他の人間や社会との関わり)
スピリットガイドとは(1)
質疑応答
(実習)メディテーションと精神集中
(実習)自分のガイドの気配を感じる

クラス2

ガイダンスの背景知識と近代史(短く)
スピリットガイドとは(2) ガイドの種類
コミュニケーションのタイプ
ガイダンスのステップ
明晰なガイダンスを得るために必要な能力を育てる
(実習)自分のスピリットガイドとコンタクトする、ガイドの体感
質疑応答

クラス3

自己の成長とガイダンスの段階
長期的な枠組み
スピリットガイドとは(3) 内的現実と外的現実
(実習)自分のスピリットガイドとコンタクトし、耳を傾ける
質疑応答

クラス4

気をつけるべき落とし穴、いろいろな実例
受講者の理解度やニーズに応じた講義と実習
質疑応答

クラス5

受講者の理解度やニーズに応じた講義と実習
質疑応答

クラス6

受講者の理解度やニーズに応じた講義と実習
質疑応答、まとめ(この先の進め方)

 

推薦書籍

・ジェーン・ロバーツ(チャネラー) 『セスは語る — 魂が永遠であるということ
・バーバラ・アン・ブレナン(ヒーラー、チャネラー、Pathworkヘルパー) 『光の手(上)』『光の手(下)』『癒しの光(上)』『癒しの光(下)
・パット・ロドガスト(チャネラー、Pathworkヘルパー) 『エマヌエルの書
・ジェームズ・ヴァン・プラーグ(霊媒) 『もういちど会えたら 最愛の人 天国からのメッセージ
・ハロルド・シャープ 『ペットたちは死後も生きている

 


形式

・インタラクティブなオンラインプラットフォームのZoomを使い、ライブの質問や実習なども含め、実際のクラスと同じように進めていきます。

・クラス時間中に各自で練習する時間もとります。熟練した教師の編むグループエネルギーの器の中で作業をすることで、さまざまな経験をしやすくなります。

・パソコン、携帯、各種デバイスから参加可能(Zoomアプリのインストールが必要)。

・受講者は逃した回を録音で聴くことができます。(ライブクラスで、受講者の質問など個人情報的な内容も含まれるのため、後から録音講座として提供されることはありません。)

・どんどん話を進めていく講義クラスと違い、まったりとした進行です。

・専門課程入学後は受講済み単位になります(12時間/1.0単位)。


<スケジュールA、Bとも定員〆切り>

受講費

全6回 21,000円

手続き

専門課程学生・卒業生と長期履修者向けの日程Aは〆切り済み。

日程Bも定員になり次第〆切り。

以下は一般向け日程Bの申込み手順です。

申込みには、過去に少なくとも1回以上、SHASの対面の講座か研修に出て、講師と面識があることが前提条件になります(5月の入門講座を含む)。

1. 以下の内容をメール → office@lifeschool.blue.coocan.jp

(1)講座名「2019年 ガイダンス」
(2)氏名
(3)住所
(4)年齢
(4)職業、教育背景(SHASでの受講歴を含めてください)
(5)写真(スナップ可、JPGなどで添付)

2. 受付け確認メールが届くのを待ってください。受付け確認メールが届くまで、席は確保されていません。

<重要:送金は必ず「受付け確認メール」が届いてから。席の確保が確認される前に送金しないでください。こちらからの受付け確認なしに送金された場合は、受付けをせずに返金します>

3. 確認メールの案内に従って受講費を納めます。

受講費の入金が確認されてから、Zoomのアクセス情報が届きます。

6/7までに入金確認された分は、6/10頃にまとめてアクセス情報を配信。
それ以降は確認順にアクセス情報を配信。

〆切り 定員になり次第。または6月10日(最終〆切り)

 

パスワードを含むアクセス情報の配信後にキャンセルされた場合、返金はありません。SHASのWeb講座の受講経験のない人は、よく考えてから申し込んでください。

 


 

 個人情報の扱いについて

申込みの際に送っていただく個人情報は、その講座/研修/クラスの運営以外の目的に使用されることはありません。どのような場合でも、受講者の個人情報がSHASの外部に出されることは一切ありません。

個人情報は定期的にサーバから削除しています。

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